アーティスト:フルフォード素馨
フルフォード素馨は、今回の展⽰で、地球上の絶滅危惧種の動物たちを題材としたシリーズを発表する。
展覧会では、まさに⾝近にある切実な問題として社会性を内包している絶滅危惧種の動物たちを取り上げている。
しかし、それとは直接的な関わりのない⽇常に⾝を置く彼⼥が⾃分⾃⾝を「接点」というひとつの動機付けとし、そこからさま
ざまなイメージが成形される。その成形されたイメージが新たな発⾒として、驚きをもってフルフォード素馨⾃⾝に反響させている。
作品はそれらの感性の記録と⾔っていいかもしれない。
英題となっている「Reaction Points」は、まさにモティーフから受けた⾃分⾃⾝が反応点となり、それを作品として成⽴させる
プロセスを⾔い表している。
絶滅危惧種という、危機的な題材を基にしているにもかかわらず、彼⼥の絵筆から⽣み出される画⾯には、切迫感とはおよそ対
局的な、おおらかで、ある種の牧歌的で穏やかな感性とともに、作品に共通して流れる洒脱なセンスをさりげなく我々に投げかけてくる。
それは、イギリスにもルーツを持つ彼⼥に内在する感性から育まれたものかもしれない。
フルフォード素馨の本格的な個展となる本展では、最新作のペインティング10点を発表いたします。
この機会に洒脱でウィットに富んだ作品世界をぜひご⾼覧ください。
画像:『記念撮影 / CommemorativePhoto 』2021
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