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アキバタマビ 21第98回展覧会「長文風速計」

アキバタマビ 21第98回展覧会「長文風速計」
日程
2022年7月10日(日)〜2022年8月14日(日)
時間
12:00-19:00
備考
金・土は20:00まで
休み
火曜日
料金
無料
会場
201/202:アキバタマビ21

アーティスト:九里 藍人、石井 佑果、伊藤 夏実、関口 美咲

「長文風速計」とは本展の展示メンバーである九里藍人がかつて考えた造語であり、以下はそこから派生し伊藤夏実、石井佑果、関口美咲がそれぞれに書いたテキストである。

 他人が操作するパソコンやモバイル端末のモニターに映るメモアプリを眺めていると、文字が積み上がっていく様子、テキストが出来上がる過程が、スピードやリズム感を持って視覚的に観察できる。それは、振動や風のように肌感覚を伴う思考の流れの表出であり、物が静かに積み上がっていくような美しさがある。遥かなる時の中で姿形をほぼ変えずにあり続ける山や川は、私自身の身を切って流れていく他人の思考を、風速計のようにただ静かに計測しているかのようだ。恒久的な山のような存在を私も眺め返すことで巨大な人類の集合知の動態を認識できるような気分になる。歴史や自然といった膨大な時間を有するものは、個人という微小な存在が何か大きなものの一部となる想像を促し、個人の死への恐怖や喪失感を吸収してくれるのだ。

 風速計とはどんな形をしているのか、検索しようとしてやめた。
実体のない風を計るそのしくみや姿は知らない私からすると想像しがたいが、しかしなんのことはないそっけない代物な気もする。
見れば空はよく晴れていて、外に干した洗濯物がふらふら揺れているだけだ。
絵画と風速。
きっと腑に落ちる話を彼女はしてくれる。
事の真相は楽しみにとっておこう。

 風速計は、風速の変化に対する応答性が良好でないと、正しく計測できないらしい。
友人の絵と、記録された言葉と、同じ空間の中で「変化に対する応答性」が良好であれるための空間について思考し、最大限の敬意をもって対話を試みる。
 彼女が思考し、記録した言葉の中に「濡れたくつ下」というものがある。
「濡れたくつ下」という、起立した視点からは見えない線に着目する、彼女の姿勢が好きだ。
また、不快で汚い、最も生きているリアリティを感じる要素、彼女の言葉や作品から感じる要素が好きだ。

 私は「濡れたくつ下」を、乾かしてみようと思う。

当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。

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