＜スケジュールに関するお知らせ＞
この度、ARTDYNEは2022年1月29日(土)から2月13日(日)まで土井沙織個展「魔女見習いの夜」を開催いたします。
土井沙織は愛知県生まれ、神奈川と東京に育ち、2010年に東北芸術工科大学大学院芸術文化専攻日本画領域を修了し、現在、山形で制作活動を行っています。
土井沙織の作品は不思議な豊かさに満ちています。木パネルに寒冷紗を張り、顔料に石膏などを混ぜて物質感を出した画面は一面で土俗的な香りを漂わせつつも、ある種の崇高性を併せ持ちます。それはこの世界の生と死に対し、それぞれに反発しながらも許し、受け入れるという過程を得ておのずから表われて来るものです。土井が「魔女」と呼ぶものははたして神の使徒なのか悪魔の使いなのか。この機会にぜひご高覧、ご高評くださいませ。
アーティスト・ステートメント
絵描きです、と名乗りながら本当は魔女になりたいとずっと思っている。
魔女とは異界への扉を開ける力を持つ者だ。人が神や悪魔と呼ぶ存在へ通ずる術を知っている者。
日々の仕事を終え、夜アトリエで過ごす。
制作しながら考えることは過去のことや後悔、疑問、怒り、明日への祈りだ。そうして絵を描いていると、不意に何かがよぎるときがある。異界への欠片が見えたとき、絵の形をとった、私にとっては絵ではないものが現れる。
土井沙織
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