<閉館のお知らせ>
3331 Arts Chiyodaは、2023年3月15日をもちまして閉館いたしました。

<ちよだアートスクエア(旧3331 Arts Chiyoda)へのお問い合せ>
千代田区地域振興部文化振興課文化振興係
TEL:03-5211-3628
bunkashinkou@city.chiyoda.lg.jp

<合同会社コマンドAへのお問い合せ>
合同会社コマンドA
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-12-5 長谷川ビル2F
TEL:03-6803-2441
FAX:03-6803-2442
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閉館に伴うスケジュールと施設利用について
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鴻池朋子『石灰岩』

鴻池朋子『石灰岩』
日程
2020.7.25(土)~9.6(日)
時間
12:00-18:30  最終日は17:00まで
休み
月曜日、火曜日
料金
無料
会場
204: Gallery KIDO Press

<スケジュールに関するお知らせ>

石板は硬くて重く、クレヨンで擦ってもカチカチと表面で跳ね返され、この相手とはうまく遊べませんでした。
 そのうち飽きて、外に出ました。外では、雪山に足跡で描き、海に浸かっては歌い、土を捏ね、木を彫り、動物の皮に描きました。そうやって地球とのびのびと遊び、疲れて帰ってきては、ギャラリーの奥の工房にある、平滑に磨かれた硬く重い石板にひっそりと向かいました。それがなぜなのかはわかりませんが、石は今までどの相手よりも硬かった、という事が一つあるのではないかと思います。
 しばらくして石灰岩の塊に、ようやく描けたのは竜巻の形。それはまるである新聞記事のような、かつてこの石が見たであろう嵐の一場面のようでした。
竜巻はその破壊力が話題になりますが、大きく「吸い込み」そして「放出」を繰り返しています。その一連の流れがつくる動きと形状は、私が「地球の画材」で遊ぶ時ととてもよく似ています。体の中の逆円錐形のバネが、外気と摩擦を起こして跳ね廻りだす。たくさん吸い込んでいくのに、外へ外へと出ようとする、そのような毎日が続いています。

                                            鴻池朋子

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展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。

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