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3331 GALLERY #040 3331 ART FAIR recommended artists 大久保あり 個展「パンに石を入れた17の理由」

3331 GALLERY #040 3331 ART FAIR recommended artists 大久保あり 個展「パンに石を入れた17の理由」
日程
2020年01月05日(日) 〜2020年01月26日(日)
時間
10:00-19:00
備考
※最終入場は30分前
休み
会期中無休
料金
無料
会場
1F 3331 Gallery

2020年1月5日より、3331 ART FAIR 2019でレコメンドアーティストに選出された大久保ありによる個展「パンに石を入れた17の理由」を開催いたします。

大久保は自身の経験や空想を元に物語を紡ぎ、それにまつわる絵画、オブジェ、テキスト等をインスタレーションとして構成します。金属、石、写真、平面や立体による展示空間と共に示された物語は、日々の出来事や自身の手によるオブジェクトと向き合う彼女の冷静な眼差しを通し、それらがその場に据え置かれるまでのいきさつを想像させてくれます。

3331 ART FAIR 2019では会場内に作業小屋を建て、石板にラブレターを彫り拓本を採る「石の手紙」を制作しました。「逡巡やエラー、手間や労働や移動を経て、伝達するまでの時間が限りなく永遠に近づくくらいに延長されて、その目的がもはや見失われたり、忘却されてしまったりすること」をテーマとするこの作品は、同年にNADiff Window Galleryで開催した展覧会でも『Love Letters』シリーズとして発表されており、現在も継続的に制作されています。

時に鑑賞者をも引き込み作品に介入させる大久保の行為は、現実とフィクションが混在する空間をそっと撹拌するかのようです。過去の展示でも登場している「石入りパン」が創られた歴史が読み解かれる本展を、ぜひご高覧下さい。

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【関連イベント(予約不要・参加無料)】
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●1/5 (日) 18:00-20:00 オープニングパーティー
個展の開催を記念して、オープニングパーティを行います。アーティストも在廊する予定ですのでぜひお越しください。

●1/18 (土) 18:00-19:00 ギャラリートーク「本にまつわるはなし」
ゲスト:小池俊起(グラフィックデザイナー)
「本」は大久保にとって大事なモチーフであり、同時に、展示にまつわる「おはなし」が収録された作品そのものでもあります。今回の個展のために製作される冊子「'Undocumented # 5'「パンに石を入れた17の理由」」の装丁を手がけ、また2018年より始動した、大久保の作品を書籍化するプロジェクト'Undocumented'のグラフィックデザインを手がけている小池俊起氏をゲストにお迎えし、「本」をテーマに対談形式によるトークイベントを行います。

●1/26 (日)18:00-19:00 ギャラリートーク「パンにまつわるはなし」
ゲスト:上崎千(芸術学)
石入りパンは会期中にも焼かれ、誰かに食され、食べ残された石は積まれてゆきます。パンを口にした瞬間、人は物語の中に入り込むための鍵を得るのかもしれません。このトークでは、芸術学・批評・アーカイヴ理論などを手がけられている上崎千氏と共に、「パン」という事物についてそれぞれの観点からお話いただきます。
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【作家プロフィール】

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大久保 あり Ari Ookubo

2019年「Love Letters ( 石の手紙 )」NADiff a/p/a/r/t(東京)
2019年「引込線/放射線」第19北斗ビル、旧市立所沢幼稚園(埼玉)
2018年「I'm the Creator of this World, You're One of the Materials in the Universe」スプラウト・キュレーション(東京)
2018年「WHITE CUBE is EMPTINESS」ガレリア・フィナルテ(愛知)
2017年「十和田奥入瀬プロジェクト〈まちなか美術館〉『東の熊、青い森の幽霊』」旧エースカメラ店舗(青森)
2017年「本を、つくってみた ARTIST BOOK EXHIBITION SENDAI⇄TOKYO」NADiff a/p/a/r/t(東京)、TURNAROUND(宮城)
2017年「引込線」所沢市旧給食センター(埼玉)
2017年「MERZ」ハギワラプロジェクツ(東京)


Instagram
www.instagram.com/ariookubo/

Twitter
twitter.com/ariOokubo

大久保あり参加アートプロジェクト
引込線/放射線_2020年春頃まで、現在開催中
http://www.hikikomisen-hoshasen.com/

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Pain de campagne au des pierres|石入りカンパーニュ

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【展覧会によせて】

パンから小石が顔を覗かせている。小石は誤って混入したようには見えず、また誤って飲み込んでしまうほど小さくもない。小石の選び方や入れ方に誤りがなければ、誤った食べ方も防げるといったところだろうか。いずれにしても小石は食べられないのだから、「石入りパン」が小石を避けて食べるパンであるというところまでは察しがつく。たとえば「野趣」など、わざわざ気の利いた語を添えずとも、「石入りパン」はパンとして十分に受け容れられる見た目であり、私にはむしろ、石の入っていないパンよりも美味しそうに見える。
ところでパンの焼成温度や焼成時間の調整にはそれ相応の理由があり、自家製の酵母を用いる理由も明白であり、生地に菊練りを施す理由にも、菊練りが陶芸の技法から食の技法へと転用された理由にも、その練り方が「菊」と呼ばれる理由にも必然性がある。それらの理由は多かれ少なかれ、私たちがパンの外側=表面や、内側=中身にそれぞれ期待している食感に帰結する。しかし「石入りパン」を特徴づけている「第三の食感」は、パンの外側や内側の食感「のどちらでもなく、これらの中間にも属さない感覚」の領域に属していると「私」は言う。その領域とはつまり、「理由」が温存されたり、秘匿されたり、新たに生じたり、見出されたり見過ごされたり見失われたり、見誤られたり、すり替えられたり、覆されたり、疑われたり、信じられたりする、そういう領域のことであり、それは凡そ「理由」と呼ばれるものが事物や営みの起源あるいは副産物として想起される(言い換えれば、「理由」が上手く仕上がったり焦げついたり、膨らんだり萎んだり、必要とされたり避けられたりする)第三の領域なのである。

<寄稿者プロフィール>

上崎千(芸術学)
1974年、神奈川県伊勢原市生まれ。「コンセプチュアル」と呼ばれる芸術と「キュレーション」と呼ばれる非芸術のあいだで生じている分化・脱分化・再分化のプロセスに関心がある。最近の作文に:「比喩と抽象」『国立国際美術館ニュース』(2019年)など。都内在住。

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【イベントゲスト紹介】
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1/18 (土) 18:00-19:00 ギャラリートーク「本にまつわるはなし」

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小池 俊起(こいけ・としき)
グラフィックデザイナー。1989年生まれ。書籍を中心に印刷物のデザインを手がける。近年の仕事に、『本を、考えてみた』(アーティストブック展実行委員会、2017年)、『池内晶子|Akiko Ikeuchi』 (gallery21yo-j、2017年)など。


<書籍シリーズ 'Undocumented'について>
2018年より、大久保の作品を書籍化するプロジェクト'Undocumented'をグラフィックデザイナーの小池俊起と始動した。
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2018年から遡って約10年間で制作しシリーズ展開している作品をこれからの7〜10年の間に'Undocumented'として、シリーズを綴じ完結させ、書籍化していくプロジェクト。
これまでに、「I'm the Creator of This World, You're One of the Materials Existing in the Universe 『私は世界を司る あなたは宇宙に存在する要素』」(2018) を'Undocumented # 7'として、「LOVE LETTERS」(2019) を'Undocumented # 2'として制作。今回の作品「パンに石を入れた17の理由」は、'Undocumented # 5'として完結し書籍化される予定。

'Undocumented # 5'「パンに石を入れた17の理由」
テクスト冊子・一族の写真・石と返却のための地図・石入りパンレシピ・Undocumentedオリジナル桐箱入り
Ed.80(未定)/価格1万円(未定)
※Undocumentedのナンバリングは、任意であり年代順ではない。# 1〜#11が今後7〜10年以内に刊行される予定。)

当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。

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