立版古(たてばんこ)は、「組上げ灯籠」「組上げ絵」などとも言い、江戸時代後期から明治期にかけて流行ったおもちゃ絵の一種で、江戸時代の町人達の間で楽しまれました。
*「おもちゃ絵」とは、浮世絵の様式のひとつで、子供がおもちゃとして遊んだり、絵本として楽しむために描かれたものです。
立版古の図版制作者は、絵の才能と同時に、限られた紙面にうまくパーツを配する技術も要求され、江戸時代後期には葛飾北斎らも制作したと言われています。
今回のワークショップでは、神田明神が所蔵する図版を用いて神田祭で登場する山車の立版古をつくります。
あらかじめ絵柄の印刷された一枚の紙から、さまざまなパーツを切り抜き、設計図を見ながら組み立てる立版古は、いわば現代のペーパークラフト。
神田祭の時期にあわせて、江戸時代の町人たちが親しんだ立版古の遊びを体験し、現代に続く天下祭の歴史を感じてみませんか?
子どもから大人まで、どなたでもお気軽にご参加ください。
*作った立版古はお持ち帰り頂けます。
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神田祭の元年〜変幻自在の江戸の華〜 特設サイト:https://kanda.3331.jp/
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