<スケジュールに関するお知らせ>
今日、アール・ブリュット、アウトサイダーアートなど、独学で自らの感性の赴くままに表現した絵画や立体作品などをさす言葉をよく耳にします。いったいどのような作品なのでしょうか。本展では、近年ヨーロッパでイタリアのアール・ブリュットの作品を紹介しているギュスタボ・ジアコザ氏(俳優、演出家)を招き、イタリアと日本の作家各3人の作品を展示します。イタリアの作家たちの作品は、日本初上陸となります。日本の作家たちの作品は、過去の「ポコラート全国公募」の入選作品からの出展です。本展では、日伊両国の作品の対話を聞きながら、「アート」と「その周縁」というカテゴリーを見直すことができればというジアコザ氏の願いも込められています。ジアコザ氏が演出するまたとない新しい表現の数々の共演をご覧下さい。
作品を前にギュスタボ氏による作品解説を交えたギャラリートークや、ワークショップ、などイベントも実施致します。この機会をお見逃しなく。
主催:千代田区
後援:イタリア大使館
企画・運営:3331 Arts Chiyoda
協力:Le Mad
■ 出展作家 (イタリア人作家3名、日本人作家3名)
・Melina Riccio (メリナ・リッチオ)
・Manuela Sagona (マヌエラ・サゴナ)
・ Franco Bellucci (フランコ・ベルッチ)
・ カズ・スズキ
・ 高橋舞(たかはし まい)
・ 玉浦航太(たまうら こうた) (画像6_玉浦航太_作品・5月9日〜7月30日)
■ 関連イベント
・ギャラリートーク
6月26日(金)15時〜16時 参加費無料
・ワークショップ 『胸の内にある言葉を使って表現しよう!』
秘密、宣言、抗議、誓いなんでもOK!メッセージを壁や洋服などいろいろなメディアで伝えよう!
7月11日(土)13時30分〜16時30分 定員15名 参加費300円
イタリアのアール・ブリュットの作家の一例に習い、壁を表現媒体として使用し、絵や文字などのメッセージを描く体験をします。
会場:アーツ千代田 3331内
・トークイベント『芸術のならず者-亡命の美術館』
7月12日(日)16時〜17時30分 定員80名 参加費300円
会場:アーツ千代田 3331 1階 コミュニティスペース
<お申し込み方法>
各開催日の2日前までに
(1)参加者のお名前 (2)年齢 (3)ご連絡先(携帯電話等)
(4)障がいの有無と介助状態
(5)その他、当日配慮することや必要な介助などを
電話またはEメールにてお知らせください。
電話:03-6803-2441/メール:ws1@3331.jp
■ 招聘候補者のプロフィール
ギュスタボ・ジアコザ (Gustavo Giacosa)
俳優、演出家、展覧会のキュレーター。
文学や演劇を学んだ後、アルゼンチンからイタリアへ。イタリアの劇団「ピッポ デルボノ」に参加し、国際的な劇場やフェスティバル(アヴィニョン、ヴェネツィア·ビエンナーレ、ロイヤル·シェイクスピア·カンパニー...)で演劇や映画の制作に参加。
2005年ジェノヴァで、ContemporArt文化協会を設立したジアコザ氏は、視聴覚芸術における「芸術」と「狂気」の関係を研究テーマとして活動する。以来、同テーマで数多くの展覧会を国内外で手がける。2010年よりジェノヴァのヴィラ・ピアジオ内にある文化施ContemporArt Ospitale D'Arteの芸術監督を務め、ジェノヴァ市の助成で展覧会やイベントを開催している。このような経歴から、同氏が美術館の学芸員ではない表現者でありながら、キュレーターとしてアール・ブリュットの作品を調査、研究、展示を国際的に行うという特異性に注目した。2015年スイスのローザンヌにある「アール・ブリュットコレクション」にて現在開催中の、「エリック・デルケンヌとアンドレ・タッシーニ展」をキュレーションしている。
当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。