<スケジュールに関するお知らせ>
シリーズ 存在と生活のアート vol.2
『アートと暮らし~誰もが芸術家~』
社会の基盤が崩れ、人間の存在そのものが揺らいでいる今、アートの分野から新しい概念が生まれ、「人間が生きる」をさまざまな形でみせる取り組みがはじまっています。
A/A galleryでは「知識と技術のアート」や「直観のアート」とは異なる、「存在と生活のアート」を紹介します。「存在と生活のアート」とは、存在のサインをアートで増幅した時にあらわれるもうひとつの見方、感じ方、気づきです。表現された「モノ」だけではなく、そこから生まれる「コト」も含めて成立する世界。それらの多くは美醜を超えた語り得ぬもの。それらを語り得ぬままきちんと見せることが、これまでにないアートかもしれません。
それらと遭遇することによって、私たちが揺さぶられる中で錆びた知覚がめざめるのです。新しい知と新しい美の地平から生まれるアートを楽しんでください。
絵を描くと思ったら、いつのまにかキャッチボールをしていた。
「どうしょんど」のオフビートな世界観と、「金曜日の午後に」繰り広げられる静かな人間関係。
「アートリンク・プロジェクト」で生まれた2組の作品を紹介します。
協力:奈良県障害者アート創出事業実行委員会
「どうしょんど」 森口敏夫× 山村幸則
「金曜日の午後に」 藤田陽司× 松井智惠
【森口 敏夫】 三宅町にあるひまわりの家で内職を中心に仕事をしている。
年に何度か"森口組パーティー"を企画し、そのパーティーの最後にトランプ手品を披露し、みんなを盛り上げている。
【山村 幸則】 C.A.P. [ 芸術と計画会議] アトリエアーティスト、神戸芸術工科大学先端芸術学部美術クラフト学科非常勤講師。
これまでノルウェー、アメリカ、タイ、イラン、ケニヤ、ドイツ、韓国、中国等の諸外国に滞在しながら作品を制作。
訪れた国の歴史や文化、そしてそこに暮らす人々との出会い、交流の中から作品を生み出してきた。
【藤田 陽司】 奈良県大和郡山市在住。
奈良市にある地域活動センターぷろぼの高の原事業所に週3回通い、パソコンで絵を描いている。
小学校4年生からプロ野球に興味をもったのがきっかけで、新聞のスポーツ欄を毎日読むようになった。
【松井 智惠】 大阪在住。1984年京都市立芸術大学大学院修了。
2000年以降ビデオ作品を制作。空間での映像投影を含め、他素材を組み合わせて、空間に架設で設置する表現方法を用いる。
一貫してドローイング作品を制作する。
■■■障害とアート研究会■■■
展覧会にあわせて、「障害とアート」に関するさまざまなテーマを深めます。
施設職員、障害のある研究者、学生など立場の異なる人たちが集まり研究会を開催します。
第二回2012年10月27日(土)
Guest : 山村幸則(アーティスト)
参加費: 一般1,500円、ユース(25歳以下)1,000円
定員: 30人
会場: A/A gallery
開催時間: 19:00~21:00
<申込方法>
次の事項を添えて、事務局までTEL、FAXまたはE-mail にてお申込みください。
①参加者名 ②所属機関または肩書き ③連絡先(電話番号またはE-mail アドレス) ④参加ご希望の回
※お申込みの際は、件名に「障害とアート研究会2012」と明記してください。
<お申し込み・お問い合せ>
E-mail: ableart@popo.or.jp
●NPO法人エイブル・アート・ジャパン
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14
アーツ千代田3331♯208
TEL.03-5812-4622 FAX.03-5812-4630
●財団法人たんぽぽの家
〒630-8044 奈良県奈良市六条西3-25-4
TEL.0742-43-7055 FAX.0742-49-5501
http://www.popo.or.jp
当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。