<スケジュールに関するお知らせ>
藤浩志氏は約30 年以上に渡り、流行りの思想や手法に流されることなく、社会・地域・日常を見つめ続け、「循環社会への転換」「地域社会の変革」といった大きな命題に対して取り組んできました。なかでも、おもちゃを交換するシステム「かえっこ」は2000年に発案されて以来、国内外1,000 カ所・5,000 回以上にわたって開催され、それぞれの地域が抱える問題に対応し、市民や住民が主導となるコミュニティ・プロジェクトへと発展しています。
本展は「かえる(変える/還る/換える/買える)」をキーワードに、13 年続く「かえっこ」により集まった約5 万ものおもちゃを素材とし、インスタレーションやワークショップを行います。そのほか、プラスチックや針金など、これまで藤氏が生活や活動のなかで収集した膨大な数の素材や、それらをつなぎ合わせた作品、各地で連鎖・発生してきた地域活動の紹介、入札形式による作品販売(サイレント・オークション)を行うなど充実の内容です。
子どもからお年寄りまで、誰でも知る・見る・考える・体験することができる、夏休みに家族で出掛けたくなる展覧会です。
主催:3331 Arts Chiyoda
後援:千代田区
協賛:株式会社資生堂
協力:株式会社ナカダイ、NPO 法人プラス・アーツ、株式会社明治大理石、MORI YU GALLERY
<藤浩志 (ふじ・ひろし)プロフィール>
1960 年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学在学中演劇活動に没頭した後、地域社会を舞台とした表現活動を志向し、京都情報社を設立。
京都市内中心市街地や鴨川などを使った「京都アートネットワーク」の企画以来、全国各地のアートプロジェクトの現場で「対話と地域実験」を重ねる。
同大学院修了後、青年海外協力隊員としてパプアニューギニア国立芸術学校勤務。
都市計画事務所勤務を経て92 年、藤浩志企画制作室を設立。地域資源・適正技術・協力関係を活かした活動の連鎖を促す美術類のデモンストレーションを実践。
2012 年、十和田市現代美術館の副館長に就任。
主な展覧会に、2010 年「瀬戸内国際芸術祭」(香川)、2008 年「サイト・サンタフェ・ビエンナーレ」(サイトサンタフェ、アメリカ)、2006 年「第12 回バングラデッシュビエンナーレ」(オスマニアメモリアルホール、ダッカ、バングラデッシュ)、2005 年個展「違和感を飛び越える術」(福岡市美術館、福岡)など。
<つくるひと・ワークショップしたい人を募集中!>
https://www.3331.jp/news/201205/001588.html
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