<スケジュールに関するお知らせ>
2012年4月7日(土)より、island MEDIUMにて大小島真木による個展、「獣たちの声は精霊の声となり、カヌムンは雨を降らし、人々は土地を耕した。」を開催致します。
http://islandjapan.com/action/120407_ohkojima.html
ピロロロロロー。鳥の鳴き声を聴き、辺りは見渡す限りの木々と植物で生い茂っています。あちらこちらから生き物の気配がして、自分はここに存在するちっぽけな生き物のひとつなんだと感じる場所が森です。太古から森の中には生物が雑多に生息し、それぞれが生命を育んできました。森における文化は、そこに生きるたくさんの生き物の数だけ、存在しているのです。
人類は、今から1万2000年程前に農耕を始めたと言われています。それまでの狩猟採集による食料の確保から、食料を自らの手で収穫するようになったのは、人類にとって世界が一変するような出来事でした。食料の貯蔵によって得た時間で、人類は文明や宗教や国家を育んできたのです。チクタク チクタク。刻まれている時間の大きな流れの一片を、展示では見て貰えたらと思います。
人々は決して時代を切り離すことは出来ないし、また歴史は選択の出来ない決定した出来事です。
しかし、未来へ続くたくさんの道を選び、その一歩を造っていく尊さを、私たちは持っているのです。
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