<スケジュールに関するお知らせ>
アーティスト:チェンタン・ウパディヤイ(インド)、ウティット・アティマナ(タイ)、グエン・ニュー・フイ(ベトナム)、ヨー・リアン・ヘング(マレーシア)
● オープン・ディスカッション
3月3日(土)19:00~21:00 参加無料
本プログラムに参加するアーティスト4名が集い、今後東京で展開するリサーチプロジェクトについて3331運営スタッフと語り合うオープン・ディスカッション。
東南アジアで活動する作家たちが見つけた"もうひとつのTOKYO"
アーティストが特定の地域で滞在・制作を行うアーティスト・イン・レジデンス(Artist in Residence=AIR)。滞在アーティストたちは、街に住む人々や"場"と密接に関わりながら、その場所にしか存在しない文化・歴史・物語に触発されてさまざまなプロジェクトを展開しています。
今回、3331 Arts Chiyodaのレジデンスプログラム『AIR 3331』にはインド・タイ・ベトナム・マレーシアで活躍するアジア諸国のアートシーンを牽引してきたアーティスト4名が参加します。今後も続く長期的なリサーチプロジェクトの出発点として、1ヶ月滞在した彼らは何と出会い、これから街や人とどのように関わっていくのでしょうか。
本展では、1ヶ月の滞在期間に作家が撮影したインタビュー映像やプロジェクトプランを紹介するほか、作家がギャラリー内にスタジオを構え、リサーチ・制作の様子を共有するオープンスタジオも実施。来場者と積極的に交流することも、彼らにとっては重要なプロセスのひとつです。東京で生活する人々、日本に暮らす外国人コミュニティ、専門家、来場者......さまざまな人や場所と関わりながら彼らが紡ぎ出す"もうひとつのTOKYO"にご期待ください。
<ウェブサイト>
http://air.3331.jp/research/
<参加アーティスト>
●チンタン・ウパディヤイ Chintan Upadhyay
アーティスト/アートプロジェクトディレクター
1972年インドのラジャスタン州生まれ。ムンバイ在住。2004年、イギリスでアーティストインレジデンスプログラムに参加。彫刻・絵画作品を中心に、インド国内のみならず、全世界で高い評価を受ける。
ムンバイでもっとも汚染が進む川に、スラム街に暮らす子どもたちと見学に行き、その経験を元に共同で絵を描いた。
●ウティット・アティマナ Uthit Atimana
アーティスト/チェン・マイ美術大学副長
1960年に生まれ、チェン・マイ在住。現代美術家リクリット・ティーラワニット主宰「ザ・ランド・プロジェクト」のアドバイザーであり、
野外アートプロジェクト「ソーシャル・インスタレーション」のコーディネーターも務める。アートとコミュニティを結ぶプロジェクトを中心に活動。
90年代に行った「ソーシャル・インスタレーション」ではアーティスト、地元住民が一緒になりアートやダンス、歌などをチェン・マイの街中で自由に表現した。
●グエン・ニュー・フイ Nguyen Nhu Huy
アーティスト/キュレーター/詩人/芸術評論家
1971年生まれ。ホーチミン市の他、海外でも若手芸術家によるグループ展やプロジェクトを企画。海外に向けたベトナム現代アートの発信のみならず、現代アートに関する海外評論書籍をベトナム語に翻訳するなど精力的に活動中。
自身が運営するアートスペース近隣の若者たちとアーティストが、1ヶ月に渡り共同でグラフィティ・アートを制作。コミュニティとアートを繋げるきっかけとなる。
●ヨー・リアン・ヘング Yeoh Lian Heng
アーティスト/アートコーディネーター
1978年生まれ。2004年、アートスペース「Lost Generation」をアーティスト仲間と設立し、多様な表現や社会におけるアートの役割を追求。地域の人と信頼関係を築き、街の中にアートを還元させている。
ペンナン市の貧困地区に暮らす住民とコラボレーションしたアートプロジェクト。そのほか、美術界の制度や移民問題など社会性の強いテーマに実践的にアプローチする活動をおこなう。
当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。