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小山さんはこれまで、「日常で感じる違和感を拾い集めること」をベースに、映像や写真、インスタレーションなどを通して、パブリックの場における公私の境界線を再構築し、その背景にある構造や力学をあぶり出そうとしてきました。
ソロでの活動以外にも、アーティストコレクティブの SPACE OPERAや blanClass への参加、母校である東京造形大学の学生自主創造センター CS-Lab の企画運営にも携わるなど領域横断的に活動しており、そのいずれもが小山さんのアーティストとしての表現活動として捉えることができるでしょう。(引込線 2017 にも blanClass と共同で参加しました)
本展では、つり合いを取るための重りである"カウンターウェイト"と題し、普段の私たちの行動やコミュニケーションにおける"引力"や"バランス"をテーマにした新作を発表します。
「地球と宇宙を結ぶための軌道エレベーターを作る時には、静止軌道ステーションから地球までをケーブルで結び、バランスをとるために静止軌道の外側にも同じ長さのケーブルを伸ばし、その先に重りをつける。静止軌道から地球を目指すためには、逆方向に同じだけ進まなければならない。
普段は気づくこともないけれど、すべての物質には引力があるらしい。人間にも張り紙にも公園のベンチにもそれはある。私たちがある場所から別の場所を目指すときには、両方向へケーブルを伸ばす必要があるかもしれない。」(小山友也)
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