<閉館のお知らせ>
3331 Arts Chiyodaは、2023年3月15日をもちまして閉館いたしました。

<ちよだアートスクエア(旧3331 Arts Chiyoda)へのお問い合せ>
千代田区地域振興部文化振興課文化振興係
TEL:03-5211-3628
bunkashinkou@city.chiyoda.lg.jp

<合同会社コマンドAへのお問い合せ>
合同会社コマンドA
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-12-5 長谷川ビル2F
TEL:03-6803-2441
FAX:03-6803-2442
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閉館に伴うスケジュールと施設利用について
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切断vol.Ⅲ

切断vol.Ⅲ
日程
2017年02月18日(土)~2017年03月04日(土)
時間
12:00-20:00 *Open Everyday(会期中無休)
備考
レセプションパーティー:2/18 [sat.] 17:00-
料金
無料
会場
1F 3331 Gallery

<スケジュールに関するお知らせ>

制作/睡蓮の庭/切断/散歩

 ある目的で始まる制作からうまれるものが一つの作品だけとは限らない。エスキースや、習作のことを言っているのではなく、それはモネにとっての睡蓮の庭のようなものかもしれない。

 それまで当たり前とされていたことが当たり前でなくなることが制作の過程で当たり前のように幾度も起き、作り手はその都度、つまずき、あるいはひらめく。そのくり返し(だけ)が作品を先へ先へと押し進める。当たり前の範疇で収まることならば、そもそも作品にする必要はない。
 制作がうまくいかず、現場を離れ一旦庭へ出る。草木に触れたり散歩をしたりボーっとしたり一日を庭で過ごしている、自然の景色の変化を感じているモネを想像する。

 わたしは版画を刷っている。刷るたびに版木を洗い、また違った色で刷ることをくり返す。くり返していると、何枚も何枚も刷った紙は単色だけど、使った版木は幾重も色が重なっていることに気づく。当たり前の事だけど、気づく、それは心がふわっと浮くような感覚だ。

 パレットについた絵具の重なりをきれいな色だなと感じたり、半年前に未完のまま放置された(あきらめた)キャンバスが、今みると意外といいんじゃないかと鑑賞者の気分になれたり、よくある事かもしれないが、わたしにとっては大事な 《何かつかんだ》瞬間で、それは土地勘のない旅先で散歩をしながら自分の知らなかった発見をする事と似ている。 

企画 ゲルオルタナ(栗原一成、小林丈人、田中良太)
http://gellalterna.web.fc2.com/Gell_Alterna/top.html


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①小林丈人  静物(ジヴェルニー)
80.3×60.7cm /キャンバス、油彩 / 2016


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② 栗原一成  箱皿 
52.0×32.0×18.0cm / 木、紙、陶器、アクリル絵具、
セロテープ / 2016


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③ 笹本明日香  境目の噪音 噪音の境目
5分1秒 / ビデオ  / 2016


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④ 箕輪亜希子  旅と支度
サイズ可変 / インスタレーション(ビデオ(カラー、サウンド)、
拾得物) / 2016


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⑤ 田中良太  Untitled (good night sleeping)
30.0×30.0cm / Acrylic on Canvas / 2016

当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。

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