<スケジュールに関するお知らせ>
笹岡由梨子は1988年、大阪府に生まれました。2014年 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程油画専攻修了。現在、同大学院美術研究科博士(後期)課程メディア・アート専攻に在籍しています。2014年に「第18回文化庁メディア芸術祭」アート部門審査委員会推薦作品に選出され、2016年の「第19回岡本太郎現代芸術賞」では、特別賞を受賞いたしました。今、最も注目され、その活躍が期待されている若手作家の一人です。
今展で発表する「イカロスの花嫁」は、笹岡が小豆島で感じた「革命」をテーマに制作された、人形劇によるビデオ・インスタレーションです。ギリシア神話のスピンオフとして作られたストーリーは、蘇ったイカロスと作家本人によって演じられる花嫁人形「ヨリコ」との結婚式。実際の人間より一回り以上大きい人形劇は、観る側にそのスケール感を狂わせ、独特の節を持つメロディは、主張の込められた歌詞と共に、サブリミナル効果のように蘇り、現実と非現実が渾然一体となった異質な世界を際立たせます。
「イカロスの花嫁」は、同時期に開催される「瀬戸内国際芸術祭2016」でも発表され、それぞれ全く異なるビデオ・インスタレーションとして展開されています。是非、そちらも併せてご覧下さい。
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