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食品の包み紙など「贈り物の痕跡」のコラージュと思い入れのある人物の銅版画を結合させ、記憶の中のさまざまな感情を表現します。贈り物といっても誕生日やクリスマスなどの特別な日のプレゼントではなく、主に日常の中で親しい人が何気なくくれた、ささやかなものたちです。それらを受け取ったときの感情から作品の基調色を決め、その感情とつながる人物(国内外の友人や有名人など)の顔をモチーフに選んでいます。
紅茶のパッケージやミネラルウオーターのラベル、アクセサリーの袋などを手がかりに過去の感情を思い出すというのは、一見感傷的な制作スタイルですが、浅野はものを直接紙に貼り鋼鉄のプレス機にかけることによって、記憶の中の感情を突き放します。今回の個展では、今年訪れた台北や東京とつながりのある新作を数多く出品します。
浅野綾花(あさの・あやか) 1985年静岡県生まれ、2008年大阪芸術大芸術学部卒。11年以降、Gemma(焼津市)、番画廊(大阪市)、Gallery H.O.T(同)、Venga(ソウル)などで個展。橘画廊では2013年に「浅野綾花展 ちょっとかなしい」、15年に「浅野綾花展 Uターンのまなざし」。
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