ポコラート全国公募展 vol.5　ワークショップ部門 『「聴く演劇」をつくる』

演劇の経験を問わず誰でも作れる方法で、参加者一人一人が小さな演劇を作ります。作るのは、用意された舞台も俳優もない「音」だけの「聴く演劇」。あなたが見つけた日常の小さな出来事「が、イヤホンを通して誰かの非日常につながるかも。
企画者：大石将弘

主催：千代田区、アーツ千代田 3331
特別協賛：中外製薬株式会社
協賛：三菱地所株式会社
協力：集英社HAPPY PLUS ART（ハピプラアート）　企画・制作：アーツ千代田 3331

＜審査員コメント＞

藤浩志（美術家、十和田市現代美術館館長）

随分前の話になるが、生まれてはじめてヘッドホンをしてお気に入りの音楽をかけながらまちを歩いた時のときめきを思い出す。いつもの見慣れたまちが映画のワンシーンのように見え、前を横切る人が壮大な劇場に登場する役者のように思えて感動した。風景は人々に様々なエピソードを投げかけてくれる。そしてそれは個人の経験や感性によってまったく違うものなのだろう。それを覗き見ることができるとしたら・・・楽しそう。参加者の数だけのまったく違う演劇が同時多発に繰り広げられることになる にも関わらず・・・おそらく静かな普通の風景に溶け込むのだろうな。ミョーなかんじが面白い。

「ポコラート(POCORART) "Place of"Core + Relation Art"とは？　
『障がいのある人、ない人、アーティストが、核心の部分で相互に影響し合う場』であり、その「場」を作っていく行為なのです。

＊ 「ポコラート全国公募」とは？
2010年に千代田区とアーツ千代田 3331の障がい者アート支援事業として始まりました。障がいの有無や年齢、経験に関わらず、作品の公募を通じて、人と人、人と作品、異なる感性に出会うことで、「人間」や「アート」についての対話ができる「場」を目指し活動を行っています。これまで全5回の公募では、延べ6100点を超える作品の応募があり、2歳から94歳まで幅広い方々に参加して頂いております。
詳しくは→https://www.3331.jp/page/pocorart5.html

＜お申し込み方法＞
各開催日の２日前までに
（1）参加者のお名前 （2）年齢 （3）ご連絡先（携帯電話等）
（4）障がいの有無と介助状態
（5）その他、当日配慮することや必要な介助などを
電話またはEメールにてお知らせください。
電話：03-6803-2441／メール：pocorart@3331.jp