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堀浩哉展 -滅びと再生の庭-

堀浩哉展 -滅びと再生の庭-
日程:2015年02月21日(土)~2015年03月15日(日)
備考:オープニングパーティ:2月21日(土) 18:00-20:00
時間:11:00-19:00
休み:会期中無休
料金:無料
会場:1F メインギャラリーB

主催/3331 Arts Chiyoda
共催/多摩美術大学油画研究室
協力/ミヅマアートギャラリー

 本展の『滅びと再生の庭』というタイトルは、昨年秋に刊行(現代企画室刊)された堀の同名の著書に由来しています。冒頭には「3.11以降」の現在の表現を考察する約8万字の書き下ろしエッセイが掲載されています。
 その中で堀は、福島第一原発事故がもたらした近代文明の本質的な有限性に対して、芸術がいかに向き合うことができるのかを問い続けています。
 本展では、新作絵画とドローイングを中心に「3.11以降」堀が試行している表現の展開の一端に立ち会うことができるでしょう。
 会期中には関連イベントとして、対談とパフォーマンスが予定されてます。

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[堀浩哉によるステートメント]

あの大地震から一ヶ月後に、被災地を巡った。閖上の瓦礫の中を突き抜けると、あくまでも穏やかな海に出た。まだ、多くの人や家を呑み込んだままのはずなのに。
その海の映像に「記憶するために」という文字を重ねた。それは文字であり、言葉であったが、書き重ねるごとに「線」であることが際立ってきた。
言葉を「描く」ことは1971 年の初個展以来断続的に、しかし何度もくり返してきたが、「3.11 以降」その言葉は「意味」を発しながら「意味」から離れ、逸脱して「線」そのものになってきた。「書と画」がまだ分離する以前、地中深くで絡み
合う樹木の根のように「意味」と「線を刻む」ことへの熱望は不可分に絡み合っていた。
ドローイングとは本来「息を深く吸う」ことであり、樹木が根から栄養を「吸い上げる」ことを意味したように、絡み合った根の場所を探りその養分を熱源としながら、息を吸うように「いま、ここ」で生きている痕跡を刻むこと。
「線」を、引っ掻き、「傷」を穿つように「書く=描く」。
その「現場」は「滅びと再生の庭(フィールド)」であり、永遠に開かれた余白として立ち現れ、そこでは完結しない落書きであり祈りでもあるような「線」が、上書きされつづける。
絵画を再起動するために。

この『滅びと再生の庭』展は新作絵画作品が中心だが、その「書く= 描く」の契機であった、2011 年の閖上の海の作品と、さらにそのはるか遠い起源でもあった1979 年の小さなドローイング、そして1999 年の「傷」にまみれた(そしてパフォーマンスとも連動する)ポートレート作品を、同時に展示している。

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【堀浩哉プロフィール】
1947年 富山県高岡市生まれ
1967年 多摩美術大学入学
1969年 「美共闘」(美術家共闘会議)を結成し、議長
1970年 多摩美術大学中退
2002年 多摩美術大学美術学部絵画学科教授 (2014年度まで)
2010年 東京・秋葉原のアーツ千代田3331内に多摩美術大学運営のオルタナティブ・スペース「アキバタマビ21」を開設し、プロデューサーを務める(2012年まで)

主なグループ展
1967年 自己埋葬儀式(銀座路上)
1969 年 第9回現代日本美術展(東京都美術館、京都市美術館)
1975年 第10回ジャパン・アート・フェスティバル(上野の森美術館、オーストラリア、ニュージーランド巡回)
1977年 第10回パリ青年ビエンナーレ(パリ市立近代美術館、フランス)
1980年 第1回ハラ・アニュアル'80年代への展望(原美術館、東京)
1984年 第41回ベニスビエンナーレ(イタリア)
1989年 ユーロパリア・ジャパン'89(ゲント現代美術館、ベルギー)
1992年 70年代日本の前衛(ボローニャ市立近代美術館、イタリア)
1995年 今日の日本(ルイジアナ近代美術館、デンマーク他巡回)
1997年 韓・中・日現代美術展(大邱文化センター、韓国)
1998年 釜山国際アートフェスティバル(釜山市立美術館、韓国)
1999年 グローバル・コンセプチャリズム(クイーンズ美術館、アメリカ)
2001年 センチュリー・シティー(テート・モダン、イギリス)
2002年 開館記念・熊本国際美術展ATTITUDE(熊本市現代美術館)
2003年 越後妻有アートトリエンナーレ(新潟)
2004年 四批評の交差(多摩美術大学美術館)
2006年 越後妻有アートトリエンナーレ(新潟)
2010年 中・日現代美術展(釜山市立美術館、韓国)
2011年 エルピスの空(TOKYO DESIGNERS WEEK 2011、東京)
2012年 会津・漆の芸術祭--地の記憶 未来へ(会津若松市、喜多方市)
2013年 ミニマル/ポストミニマル--1970年代以降の絵画と彫刻(宇都宮美術館、栃木)

個展
1971年 スペース・ラブ・ヘアー(東京)で初個展
以下70年代は東京の田村画廊、真木画廊を中心に、
80年代以降は東京のギャラリー山口、村松画廊、ギャラリー上田他個展多数
1984年 ギャラリー ナンヌ・シュテルン(パリ、91年も)
1991年 国立国際美術館(大阪、「近作展」)
   目黒区美術館(東京、「目黒名画座」)
1996年 高岡市美術館(富山、04年も)
2000年 町立久万美術館(愛媛)
2008年 GALLERY A story(ソウル、釜山)
2010年 SPACE HONGJJE(ソウル)GALLERY604(釜山)
2011年 ミヅマアートギャラリー(東京)
2914年 多摩美術大学美術館(東京)

また、「堀浩哉+堀えりぜ」のユニット(かつては畠中実を加えた「ユニット00」)でパフォーマンス、映像、サイトスペシフィッ クな作品などを発表している。

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