<閉館のお知らせ>
3331 Arts Chiyodaは、2023年3月15日をもちまして閉館いたしました。

<ちよだアートスクエア(旧3331 Arts Chiyoda)へのお問い合せ>
千代田区地域振興部文化振興課文化振興係
TEL:03-5211-3628
bunkashinkou@city.chiyoda.lg.jp

<合同会社コマンドAへのお問い合せ>
合同会社コマンドA
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-12-5 長谷川ビル2F
TEL:03-6803-2441
FAX:03-6803-2442
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閉館に伴うスケジュールと施設利用について
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ANTE TUMOR

ANTE TUMOR
日程
2013年03月24日(日)~2013年04月05日(金)
時間
12:00-20:00
休み
会期中無休
料金
無料
会場
B104

<スケジュールに関するお知らせ>

アーティスト:稲田禎洋、岡田寿枝、小川真生樹、藤原佳恵

このたび3331 Arts Chiyodaにて、東京藝術大学壁画第一研究室在籍中の4人稲田禎洋、岡田寿枝、小川真生樹、藤原佳惠が「失敗」をテーマに企画、構成した展示を行います。失敗ということに対し自己の作品がどのように関連し、また各々がどのように失敗の事象を捉えているのかを、それぞれの表現方法で制作し、展示空間を構成します。
芸術家が失敗作を生み出すことは、ある意味偶発的であり、必然的なことです。しかし、芸術家にとっての失敗は、科学のようにその結果がそのまま成功の確率へと繋がるほど必ずしも単純なものではないでしょう。失敗作は負の連鎖のように失敗を生み、作者を苦しめることもあります。しかし逆に失敗作が思わぬアイディアをもたらすこともあります。作品と作家の関係性がそうであるように、失敗という事と作家の関係性は多次元的に複雑なのではないでしょうか。
この展示のタイトルANTE TUMOR(アンテ テューマー)とは「腫瘍になる前」という意味です。腫瘍とは細胞が生体内の制御に反して自律的に過剰に増殖することによってできる組織塊のことです。それは、自己の体の、組織的な制御を失った末に生まれた、体内の失敗作とも言えなくもないでしょう。しかしそれをあえて肯定的に捉えるのであれば、自己の組織、または意識外から生まれた新たな価値観だとも捉えることができるのではないでしょうか。


・ 稲田の映像作品は固有の意味やストーリーを離脱、分断し、鑑賞者に潜在的な記憶を呼び起こす試みが成されている。本展では、自律していく「失敗」という作用が、意識下において反作用としていかに有機的な反応を引き起こすかについて、作品から問いかける。

・岡田の作品は、ある特定の事件や歴史を元に、岡田のパーソナルな視点から特異な習慣や性癖をシミュレーションする。今回の展示では、山岳遭難事件をもとに、SOSサインを残したある男についてのインスタレーションを通して、「失敗」という人生の中で切り離せない事象を「遭難」という登山者の背負う業と置き換えたときに観念的に見えてくる「失敗」に対する意味を問う。

・オフィスなどで見かけるような回転椅子を回転させる。小さなキャンバスに描かれた簡素な絵画など...
小川が今回展示する作品は至ってシンプルである。その作品群は、失敗作と成功作とのボーダーラインはどこにあるのか。作者にとって失敗とはどのようなものなのかをより直接的かつ直感的に考えさせる。

・床と並行に置かれたキャンバスに鮮やかな色を纏った水が流れる。水は引力に抗わず、個々の地形の微かな傾きを反映する。藤原はその総ての所作を受け入れ、包括し、絵画を許す。藤原の作品は意識外の「自分」とどう向き合うべきなのかをフィジカルに試みている。今回は今までの制作で得たインスピレーションから、光を利用した作品制作に挑む。

鑑賞者の方々には展示を通して、作品はいつ完成するのか、作品と作者の関係性などについて思考し、失敗という概念をより肯定的なものに感じ取ってもらいたいと思います。


展覧会ホームページ : http://antetumor.tumblr.com
オープニングパーティ : 2013年3月24日(日)18:00-20:00
ゲストトーク 保坂健二朗 : 2013年3月26日(火)18:00-19:00 ※予約優先。
※聴講無料。座席数約20 名。予約優先。ご予約は、件名を「保坂健二朗トーク予約」とし、
お名前・人数・ご職業・ご連絡を明記の上、antetumor(a)gmail.com までメールでお申し込み下さい。

当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。

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