<スケジュールに関するお知らせ>
ARTDYNEでは6月18日(土)~7月3日(日)まで、馬嘉豪(マ・ジャホウ)の弊画廊における2回目の個展「シャトレーナガシマ」を開催いたします。
馬嘉豪は1996年中華人民共和国・西安生まれ、2015年に来日。2020年に多摩美術大学油絵学科を卒業。第4 回 CAF 賞入選、および第 22 回岡本太郎現代芸術賞入選、日本国内で個展開催3回、グループ展やアートフェアにも精力的に参加するなど、常にその動向を注目される若手作家のひとりです。
一貫して社会における人々の有り方を探求してきた馬嘉豪。ARTDYNEでの2回目の個展となる今展では、作家が日本に来て最初に住んでいたアパートメントのありさまを再現し、美大受験後、自由を与えられた作家が生活の中で目標や動機を失い、ただ時間を消費していく物体と化していた状況を追体験できる場とします。
自由、虚無、空回りの欲望、そんなあらゆる「不健全」なものが充満する部屋で、観客は「鬱」の中に見え隠れする「欲」を探す(膨大なゴミの中から作品を探す)作業を強いられます。「鬱と欲は表裏一体であり、何が鬱を鬱たらしめるのか、欲を欲たらしめるのかを伝えたい」という馬嘉豪の言葉から何を読み取ることが出来るのか、ぜひ実際に足を運んでご覧いただければ幸いです。
※今展はギャラリーを使ったインスタレーション形式となります。ご来廊の人数によっては入場制限が入ることがありますのでご了承ください。
※作家はギャラリー在廊中、通常の生活を営んでいます。ゲームに興じたりアニメを見ていたりしますが、それも作品ですのでご了承ください。なお、彼も生活の為に働かねばならず、毎日在廊することは出来ません。時には鬱な気分にもなりますが、生活を続けるために仕事に行っています。
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