<閉館のお知らせ>
3331 Arts Chiyodaは、2023年3月15日をもちまして閉館いたしました。

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千代田区地域振興部文化振興課文化振興係
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合同会社コマンドA
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閉館に伴うスケジュールと施設利用について
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アキバタマビ 21第93回展覧会「粒光」

アキバタマビ 21第93回展覧会「粒光」
日程
2021.11.24(水)~12.26(日)
備考
火曜および11月28日(日)
時間
12:00-19:00
備考
金・土は20:00まで
料金
無料
会場
201/202: アキバタマビ21

<スケジュールに関するお知らせ>

アーティスト:岩崎友哉、齊藤コン、高嶋文哉、成清祐太、林暢彦

【ステイトメント】

「粒光」とは、本展覧会出展者の一人、成清祐太がアキバタマビをおとずれたときに偶然思いついた言葉です。その言葉が含みもつものは、瞬間的なひらめき、万物を構成する声と文字の手触り、関係性の網の目、「ながれゆくもの」などです。
この言葉は私たちに「インドラの網」を思い起こさせます。インドラ(帝釈天)の宮殿にかけられた網には無数の宝珠が輝き、ひとつひとつの宝珠に、他のすべての宝珠がうつしだされているといいます。それはあらゆる存在が他を含み、宇宙を内包している世界の姿です。
しかし、そうでありながら、私たちはそれぞれに異なった存在です。つながりを持ちうる可能性を帯びた個別なものたちです。「粒光」とは、インドラの宮殿の宝珠と宝珠の間を飛び交う、個々の光の粒子なのでしょうか。
本展覧会では、この「粒光」という言葉を軸に、ジャンルの異なる5人の表現者が作品を発表します。
瞬間的なコマとコマの間に、反転し滲み出る身体器官に、人間と動物の知覚に、自分が生まれる前の世界に、聴こえくる声と声の間に──個々の表現者は、それぞれ独特の、個別で有限な「つながり」の可能性を持ち寄ります。それらの「つながり」の点と軌跡の布置から、不協和音に満ちた、世界に対する異なる眺望が描き出されます。
この5人の共通点は、これまで様々な領域──必ずしもアートの領域とは限らない──をさまよってきた「半端者」である、ということかもしれません。この割り切れない人々の、分からなさに対する孤独で知的な関心が、「粒光」の核にあるといえるでしょう。
あまりにも「現在」を意識せざるを得ないような現在に、今でない今、ここではないここ、私でない私(あるいは誰か)をどのように想像することができるのか?

企画代表 林暢彦

【出品者 略歴】

○岩崎 友哉 IWASAKI Tomoya

1992年 東京都生まれ

映画作家。劇映画と並行して、コマとコマの関係性に焦点をあてたgif作品、音声と映像のどちらをも編集によって解体してゆくミュージック・ビデオ作品など、映画の原理に着目した作品を制作している。
主な作品に《盗み、こひ》(2016/2018年)、《愛し合って消えてしまうもの》(ミュージック・ビデオ、2018年)、《蝿は数字を持たず》(2020年)、《My Brother Jake》(2021年)等がある。

https://vimeo.com/filmiwsk
https://youtube.com/playlist?list=PLcP9TEto68jjf5z8DgvEo0BebIynRg3qN


○齊藤 コン SAITO Con

2016年 多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科卒業

ダンサー。生物学、武道への興味から身体の研究の道へ。動きと現象、物事の変容を身体と測る。


○高嶋 文哉  TAKASHIMA Fumiya

1991年 生誕
2014年 多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科卒業

在学中より現在に至るまで複数の表現形式を用いて制作を続ける。
卒業制作《黒点群》で林あまり賞(学内アワード)を受賞。卒業後は那覇を拠点に琉球列島のフィールドを巡り知見を広める。制作の傍ら昆虫の新分布記録及び未知の生態を報告(日本甲虫学会Elytra(N.S.)/2018)。


○成清 祐太 NARIKIYO Yuta

1989年 福岡県生まれ
2014年 多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科卒業

コトバと光を切り口に、仮構された世界の変容と解体、別の世界の断面、その開示の可能性を試みる。主な映像作品に《宇宙の庭》(2011年)、《失なわれた 構成的視覚》(2012年)、《重複の庭》(2014年)[以上多摩美術大学学内発表]、《水の庭》(2016年)札幌テンポラリースペース、《夜の映画─遠野フィルム》(2020年)[2020年遠野文化フォーラム招待上映]等がある。


○林 暢彦  HAYASHI Nobuhiko

1992年 愛知県生まれ
2015年 多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科中退

音響作家。アルゴリズミックな生成音楽、サウンンドインスタレーション、ダンスや映画のためのサウンドデザインなどを手がける。録音術、音と聴取、環境における声と言語の起源などをテーマに制作。 2021年、ネット上で無期限に生成される音響作品《エコミメシス─梯子─》、映像体験における聴覚と視覚、反復されるメディア内の時間と実時間との間での同期と不一致をテーマにした実験映画的インスタレーション《117》。2020年、生涯にわたる録音プロジェクト《声を接ぐ》を開始。川添彩監督映画『とてつもなく大きな』(カンヌ国際映画祭批評家週間短編部門正式出品)音楽担当。
Contemporary Computer Music Concert 2018、TOKYO WONDER WALL 2016入選。

作家サイト https://nobuhikohayashi.github.io/nobuhikohayashi/
《エコミメシス─梯子─》https://ecomimeladd.jp
《声を接ぐ》http://nh-voices.com


【展覧会詳細】

「粒光」 "Ryūkō"
会期:021年11月24日(水)〜2021年12月26日(日)
開場時間:12:00~19:00(金・土は20:00まで)
休場日:火曜および11月28日(日)
入場無料


【関連イベント】

●ライブパフォーマンス(要予約)
12月26日(日)18:00開場
出演:齊藤コン
※詳細は後日発表

●パフォーマンス+トーク
11月28日(日)以降に記録動画を公開
出演:パフォーマンス − 齊藤コン
   トーク − 小林昌廣(ゲスト)、岩崎友哉、齊藤コン、高嶋文哉、成清祐太、林暢彦

本展覧会出展者齊藤コンによるパフォーマンスに加え、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授の小林昌廣氏をゲストに迎えた出展作家とのトークイベントを行います。

ゲストプロフィール:
小林昌廣
1959年東京生まれ。医学と哲学と芸術を三つの頂点とする三角形の中心に「身体」をすえて、独特の身体論を展開。医学史・医療人類学から見た身体、古典芸能(歌舞伎、文楽、能楽、落語)から見た身体、そして現代思想とくに表象文化論から見た身体などについて横断的に考察している。各地で歌舞伎や落語に関する市民講座や公開講座などを行なっている。

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