<スケジュールに関するお知らせ>
このたびBambinart Galleryでは、堀 聖史(ほり さとし)個展「ヘアリー・フェアリー」を開催いたします。1996年北海道札幌市に生まれた堀は、現在東京藝術大学大学院油画第3研究室に在籍しています。
現実世界の一瞬がフックとなって堀自身に内包されたイメージが誘発され、イメージと現実が交差する世界を描く堀聖史。2019年の初個展「ランタイムのともだち」では、いまは思い出せないが確かにいた存在の"不在の振る舞い"を抽出して"ともだち"というイメージと関係させ描きました。2回目の個展「まなざし仮面」(2020年)では、絵を堀と世界の眼差しが交差して激突した衝撃で生まれる仮面であると捉えて描いた作品群を発表しました。
新作個展としては3回目となる本展では「ヘアリー・フェアリー」と題し、毛むくじゃらの妖精を象徴的なイメージとして、事物の表層を突き破りながら現れてくる神気を捉えて描きだしています。堀の描く人間のような動物のような、あるいは人間でも動物でもない流動的な何かが、いったい何であるのか。その世界は何であるのか。これまで朧げであったものが、より明確な形を伴って現れてくるかもしれません。
どうぞご高覧ください。
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