<スケジュールに関するお知らせ>
このたびBambinart Galleryでは、花沢忍 個展「うつくしい距離」を開催いたします。花沢忍は、1989年神奈川県生まれ、2015年多摩美術大学絵画学科を中退、現在は神奈川を拠点に制作活動を続けています。
主な個展に「まわる世界」(2018年、Bambinart Gallery)、「TWS-Emerging 2016」(2016年、トーキョーワンダーサイト渋谷)などのほか、現在開催中の中之条ビエンナーレ(8月24日-9月23日)にはNo border(阿部真理亜 + 花沢忍)として、パフォーマンスと絵画で参加するなど幅広く活動しています。
昨年の個展からおよそ1年ぶりとなる本展は、「うつくしい距離」と題し新作絵画を発表します。
「彼らはふとわたしの目の前に現れる。
それから私たちは近づいたり、触りあったりして、時間がくると定められたように遠くに離れていってしまう。宇宙が膨張を続ける限りわたしたちは、遠くに、遠くに、離れ続ける。
また、どこかで会えると、どこかではつながっていると、言い聞かせて。
彼らは例えば、犬のような目をしたり、花のように咲き誇ってみたり、生まれたての水の音を聞かせてくれたり、そして、美しく、愛らしく、命が終わるときを見せてくれたりする。
命のはじまりとおわりの間にある物語の、たった一瞬の季節の、たった一点の地点で私たちは出会う。
近づいたり離れたりするたびに、
私たちはいちいち涙を流し、笑い、踊ったりする。
そこには何にもかえがたい祈りと愛、適切で美しい距離が生じているから。」(花沢忍)
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