<スケジュールに関するお知らせ>
アーティスト:今井 貴広、内山 聡、久野 真明、 仁禮 洋志、久村 卓、光藤 雄介
私達は「完成する時」を省略します。
作品をつくり、それが良いか悪いかを判断し、展覧会場へ持っていくのではあ
りません。
そうではなく、物にのめり込むほどに触り続けることで、展覧会期が始まるの
を待ちます。
これにより「鑑賞が始まる時」が省かれます。すると本来ここから生まれてい
た価値(普遍性・本質的・必然性など)から自由になることが出来ます。
私達は互いに交換可能なのです。つまり、汎用性の高い仕事をしている。これ は凡庸とは大きく違います。そこには個体差が現れるからです。独創性よりも、 身体の長さの差が大事。私達は体の尺度があれば、それで十分なのです。
ところで、材料と道具を会場へ搬入する時から、既に作品の設置は始まってい
ます。例えば自宅の生活空間で、手垢がつく場所、よくぶつかる場所、あると
思います。そこに作品を置いても良い。
大事なものや重要なものを、必ずしも大きく飾らなくても良い。その空間のな
かで働いて「なってしまったこと」だけで展覧会をつくっても良い。
この展覧会は、あなたにも出来ます。
【イベント】
・トークショー1
中尾拓哉 氏(美術評論家)×出品者 1月27日(日) 16:00〜19:00
・トークショー2
松下哲也 氏(美術史家)×出品者 2月10日(日) 16:00〜19:00
当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。