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Artist: ローズ・ウッドコック (Rose Woodcock)
BIN-OCULARは、"binocular (双眼鏡)"という言葉を分離し、英語の"bottle"の日本語「ビン」とごろ合わせしたものです。"Crust (地殻・外皮)"という言葉は、あたかも、鉄鉱石や石炭等を取り出すのに、"crust"というものは、壮大な計画においては、ちょっとした厄介者であるかのように、どのように政府や他の機関が典型的に土を扱うか、ということを意味しています。
土は大地の柔らかい「肌」です。つまり、全ての植生はそれに依存しています。しかし、鉱業は、農業と都市空間の広がりから絶え間ない脅威にさらされているこの繊細な生きた"crust"に、穴を開けることに関わっています。
(白人の)ヨーロッパ人が入植するまでは、メリークリークはWurundjeri-willam のアボリジニーの人々の土地でした。1835年以降、その地域が細分化された後、19世紀後半まで、採石場、レンガ作りそして農業を巡って急速な産業の発展がありました。このことは、住宅、輸送、商業施設の建設をもたらし、その地域のアボリジニーの存在の痕跡を分散、埋め込み、消し去ります。
ある日、私は土に半分埋もれたホワイトキング漂白剤の完全で破損のない茶色のボトルを見つけました。
BIN-OCULAR展において、メリークリークの「肌」は、無能なホワイトキング漂白剤を、壊れた双眼レンズを通して見下ろしています。この光景と悲しい歴史は、3Dのステレオスコープの中に、不完全にレンダリングされています。
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