<スケジュールに関するお知らせ>
一枚の写真を、僕は「世界」と「個」との「往復書簡」として捉える。
その書簡で交わされる「約束」や「同意」、
あるいは「ルール」に従って、設計図=作品を組み上げてみる。
作品とは、幾つかの「約束」の現れ、完全な「主観」によって満たされて、
閉じられる、ラベルの貼られた容器である。
作品はそのようにして始まる。/ is cancelled (crossed out)
例えば、自身の経験していない過去について。
あるいは、もしかしたら、それが自分自身の一部になっていたかもしれない可能性について。
それら起こりえたかもしれない、無数の「 if 」に対し、写真をゆだねてみたい。
部分と全体を等しく扱うこと。
捕まえられるはずもないものに手を伸ばす、宙をつかむ仕草。
もしかしたら、作品は始まらないかもしれない。
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作家プロフィール
武田陽介 | Yosuke Takeda
1982年愛知県 生まれ
2005年同志社大学文学部哲学及倫理学専攻 卒業
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展示構成
清水穣 1963年生まれ、写真評論家。
宮津大輔 1963年生まれ、アートコレクター。
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