<閉館のお知らせ>
3331 Arts Chiyodaは、2023年3月15日をもちまして閉館いたしました。

<ちよだアートスクエア(旧3331 Arts Chiyoda)へのお問い合せ>
千代田区地域振興部文化振興課文化振興係
TEL:03-5211-3628
bunkashinkou@city.chiyoda.lg.jp

<合同会社コマンドAへのお問い合せ>
合同会社コマンドA
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-12-5 長谷川ビル2F
TEL:03-6803-2441
FAX:03-6803-2442
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閉館に伴うスケジュールと施設利用について
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ポコラート全国公募2011受賞者展―「パッ」の交信

ポコラート全国公募2011受賞者展―「パッ」の交信
日程
2011年09月03日(土)~2011年09月19日(月祝)
時間
12:00-19:00
休み
火曜日
料金
無料
会場
1F メインギャラリーB

<スケジュールに関するお知らせ>

アーティスト:古久保憲満、瀬尾ひろみ、武田拓、西山友浩、渡邊大士


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2011年1〜2月に開催した『ポコラート全国公募展2011』では、256点もの出品作品から審査員や来場者によって5点の受賞作品が選出されました(公募は2010年12月に実施)。本展では受賞作品とともに作者5名の新作や関連作品を多数展示いたします。彼らの作品から溢れ出るものを、この機会にぜひご体感ください。
※関連イベントも開催。詳しくはページ下部をご覧ください。


【ポコラートとは】
POCORARTとはPlace of "Core+Relation Art"
「障害のある人・ない人・アーティストが、核心の部分で相互に影響しあう場」という理念を示す名称です。


【出展者】

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<古久保 憲満 (こくぼ のりみつ) 服部正賞>
1995年生まれ、滋賀県出身。彼は気になることがあると、書籍やテレビやインターネットで調べ、そして想像したこと感じたことをみんなに話してまわる。そして大きなキャンバスに向かうと、物語となって次々に表現される。速くて細やかなペンの動きで、乗り物や建物を縦横無尽に描き、未来の街を出現させる。

服部正(兵庫県立美術館学芸員)
まずは画面の大きさに圧倒された。近づくと、ほとばしる水流のような線で描かれた細部に、ぐいぐいと飲み込まれる。この絵は危険だ。そう思った時はもう遅かった。私は絵のなかに迷い入り、秩序と混乱が不思議に同居するこの未来都市に立ち尽くしていた。めくるめく不安と陶酔のままに時間を忘れる。これは、まさに美術がもたらす悦楽ではないか。


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<瀬尾 ひろみ (せお ひろみ) 保坂健二朗賞>
1959生まれ、長野県出身。2010年逝去 (享年51)。生前、誰にでも気さくに話しかけていた彼女は、様々な素材に対しても気兼ねなくボールペンで描いていた。その行動は彼女いわく「頭のなかにパッと浮かぶんだよ」。彼女の中には、神さま・宇宙人・不思議な動物たちが一緒に暮らす繊細な世界が広がっている。

保坂健二朗(東京国立近代美術館研究員)
手前のふたりの右腕の、弓なりの形にこめられていた「力」が、奥の、ちょっと不思議な髪型をした人物によって解放される。そうした形によるリズムを、画面を覆う緑の筆触が、乱す。その乱れに、緑とピンクのコントラストが、アクセントを入れる。小さいけれど、楽しげさと同時に不穏な雰囲気もある、素晴らしい作品。


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<武田 拓 (たけだ ひらく) 中村政人賞>
1988年生まれ、山形県出身。牛乳パックに使用済みの割り箸を隙間なく詰め、封をして完成する予定のはずが、彼はいつの間にか牛乳パックから箸が溢れるほど詰め続けていた。そこで支援員が牛乳パックを粘土で固定。すると、詰め続けた箸は部屋の天井に達するほど巨大なものとなり、誰も予想しえなかった大作が完成した。

中村 政人 (アーティスト、東京芸術大学准教授、アーツ千代田 3331統括ディレクター)
こんな割り箸を見たことがあるだろうか?使い捨てられた割り箸が本来の植物としての生態に戻ろうと自己増殖しているかのようだ。彫刻としての安定感はなく、形体は絶えず自立的な意志で変化をもとめている。割り箸の消費速度が制作を加速させている。その行為は日常を逸脱し社会的メッセージを獲得している。


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<西山 友浩 (にしやま ともひろ) 千代田区長賞>
1974年生まれ、広島県福山市在住。一見、図形とも記号ともつかない模様。これは彼の文字であり、日記でもある。ほぼ毎日同じ内容で、独自の法則とリズミカルな構成で描かれるこの文字は、まるで古代文明と交信するかのような孤独な営みが生み出したもの。残念なことに、過去10年以上の日記は彼自身の手により破棄されている。それは私的な記録を秘密にしておきたいからかもしれない。


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<渡邊 大士 (わたなべ たいし) オーディエンス賞>
2000年生まれ、山梨県出身。幼い頃からのお気に入りは水木しげるが描く妖怪。現在、その興味は浮世絵・水墨画・マンガにも向けられている。彼の主要なテーマは、人々が集まるお祭りや宴の様子を描くこと。『魚宴』は小学部5年生のときに少しずつ描き進め、3ヵ月かけて完成させた作品。初めてロール状の和紙に描いた彼は「巻物のようだ」と楽しんで描いた。


【関連イベント】

<1.受賞者によるアーティストトーク>

『ポコラート全国公募2011受賞者展―「パッ」の交信』の会場にて、
受賞作品や制作体験にまつわるお話を、本人と関係の方からお話しして頂きます。

日時:2011年09月03日(土)17:00-17:30
料金:無料
場所:1F メインギャラリーB
定員:40名※障害のある方優先
応募締切:2011年09月02日(金)12:00まで

お申し込み方法:
申込先:pocorart@3331.jp ※メール環境のない方は、お電話にて受付いたします。
件名:アーティストトーク申し込み
必要事項:
(1)お名前(ふりがな)
(2)ご年齢
(3)当日連絡が取れるご連絡先(携帯電話等)
(4)障害の有無と介助状態(介助者同伴等)
(5)その他、当日配慮することや必要な介助等がございましたらお知らせください。
※介助者同伴の場合、介助者の必要事項についてもご連絡ください。

<2.ポコラート 3331の館内を巡る「くるっとツアー」>

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どなたでもご参加頂ける、3331館内をくまなく回るアートツアーです。
開催中の『ポコラート全国公募2011受賞者展―「パッ」の交信』を中心に、
アーツ千代田 3331の館内を巡ります。

日時:2011年09月18日(日)13:00-14:30
料金:無料
場所:1F 受付前集合
定員:15名※障害のある方優先
応募締切:2011年09月17日(土)12:00まで

お申し込み方法:
申込先:pocorart@3331.jp ※メール環境のない方は、お電話にて受付いたします。
件名:9月くるっとツアー申し込み
必要事項:
(1)お名前(ふりがな)
(2)ご年齢
(3)当日連絡が取れるご連絡先(携帯電話等)
(4)障害の有無と介助状態(介助者同伴等)
(5)その他、当日配慮することや必要な介助等がございましたらお知らせください。
※介助者同伴の場合、介助者の必要事項についてもご連絡ください。


【お問い合わせ】
ポコラート全国公募係(担当:近田、宍戸)アーツ千代田 3331内
TEL:03-6803-2441  E-mail:pocorart@3331.jp

当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。

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