<スケジュールに関するお知らせ>
障害のある人×ない人×アーティストが相互に影響し合い、自由な表現の場をつくる全国公募展です。
全国から集った1267作品より選出された237作品が展示されます。
主催(共同主催):千代田区、アーツ千代田3331
協賛:株式会社清光社、三菱地所株式会社
企画・制作:アーツ千代田3331
【賞】
●審査員特別賞 各審査員が1作品を選出
●オーディエンス賞 来場者投票により1作品を選出 ※投票は12月22日(木)まで
●千代田区長賞
受賞者は、2012年度に行うアーツ千代田3331主催の展覧会に出品できます。
【関連イベント】
●出品者によるアーティストトーク 2011年12月3日(土)13:00〜15:00
●『簡単でちっちゃな映像作品をつくるワークショップ2』 講師:大木 裕之 2011年12月4日(日)13:30〜15:30
●アーツ千代田 3331の館内を巡る「くるっとツアー」 2011年12月11日(日)13:00〜14:30
●審査員によるトークショー 2011年12月23日(祝金)17:00〜18:30
詳細はこちら → https://www.3331.jp/schedule/001285.html
【お申込み・お問い合わせ】
ポコラート全国公募係(アーツ千代田 3331内)
E-mail:pocorart@3331.jp TEL:03-6803-2441
【審査員コメント】
大木 裕之 (アーティスト、映像作家、現代美術家)
惹かれる作品があり、そのあと障がいの有る無し、この2011年の時代・社会に価値ある表現とはなにかとかの問いは、まざりあい最後まで「規範」がうまれぬ当然ののち、豊かな人のイ、思いのあつまりに触れた奇蹟的は審査後の会食の席から僕を何度も3331の前庭に招き出し走り回らせ夜空を仰がさせる力を端的に発揮した。
基本的で強く、のびやかで明るい破壊と再生の瞬間と永遠のプロセスが12月にひらかれる展覧会をみにきた1人1人の内と外に作用するに違い無い。
椿 昇 (現代美術家、京都造形芸術大学美術工芸学科長)
1200点を超える作品の審査を続けながら、過去に人類が発生させた排他的テリトリーを溶かそうというトライアルと、そのテリトリーを温存することで生存する複雑なシステムのせめぎ合いのなかにいるのだと自覚した。自らの立場として、冷蔵庫に静かに置かれたドレッシングを強くかき混ぜて新鮮な野菜にふりかけて食卓に供する調理法を静かに思索しつつ、表現の原初に立ち現れるざわめきに触れる感動をいただけたことに感謝したい。来年はぜひ私の学科の学生にも、このプラットフォームで認知と規範の新しい冒険に挑戦するように勧めたい。
保坂健二朗(東京国立近代美術館研究員)
高齢者の手になる作品が気になった。つくりはじめたのは最近だとなぜかわかる作品を、優しく(でも審査は厳しく)受け止める枠組があるのはすばらしいと感じつつ、ここにある作品を審査する基準は事実上ないのだと思うと、正直ちょっとおろおろした。基準というのは、ある集合の中で相対的に形成されていくけれど、ポコラートの応募作品はどれもユニークで、集合をなさない。それゆえ、ジャッジする側には、審美眼だけでなく柔軟性が、つまり自分の殻を打ち破る勇気が求められている。ポコラートは、見る側にも、現状を打破する創造性を求めるのだ。
中村 政人 (アーティスト、東京芸術大学准教授、アーツ千代田 3331統括ディレクター)
1200点を審査していくことは、見えざる「純粋性」に露光され、邪心をえぐり取られるような経験であった。大学の入試作品を見ることとは真逆である。いかに創ろうかと作為的に表現を組み立てている作品は濁って見えてくる。自分を異端な表現者に見立て演出しようとするその表現意識は、一見強く見えるがポコラートでは通用しない。傾向と対策ではない。しかし、まったく見たことのない、イメージの源泉が読み取れないポコラートの作品は、いかに評価しその価値を伝えたらいいのだろうか?従来のアートシーンではあまりにも濁りすぎている。そのためにも私たちは、その新しいシステムを考え実践することを始めなくてはならない。
【サポートスタッフを募集中】
「ポコラート全国公募展Vol.2」では、展覧会制作業務のサポートスタッフを募集しています!
詳しくは、「サポートスタッフ募集」ページをご覧ください。 → https://www.3331.jp/ss/
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