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アーティスト:三沢厚彦
作家コメント
錫の板をニードルで彫る。細かくキラキラとした削りくずがクルッとしたアールを描いて切りとられていく。よい感触だ。
削りとられた場所に絵具が入る、その深さや分量で濃淡が決まる。まだ見ぬ刷り上がりを想像しながらも感触の良さについつい手が走る。この感じが出ればいいと思った。
2020年、コロナウイルスの猛威によるパンデミックに全世界がさらされている。今までのスタンダードな日常が悉く崩壊していく中、唯一変わらない事はスタジオで一人時間を過ごす事ぐらいだろう。この全くと言ってよいほどの個人的な行為がどの様に他者や社会と繋がりを持てるのだろうか。アトリエで原版を彫る。全てはここから始まるのだろう。
三沢 厚彦
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