<スケジュールに関するお知らせ>
日本美術サウンドアーカイヴは新里陽一が1973年に発表した《帝王切開》をめぐる録音、写真、テキストを公開する展覧会を開催します。謎めいた題名をもつ本作品では、新里はギャラリーでの展示と並行して「RESEARCH」と呼ばれる複数の計画をいくつかの場所で実施しました。この計画のなかではカセットテープレコーダーが重要な役割を果たしました――例えば、新里は足音を録音したテープを地下鉄車内で再生しました。後にこの「RESEARCH」の詳細は彼が1982年に出版した自伝的著作『物語』のなかで詳しく語られました。
日本美術サウンドアーカイヴによる本展覧会は1日のみの開催で、前半と後半に分かれています。前半では《帝王切開》ならびに同時期の新里の諸作品とかかわる録音、写真、テキストを展示し、来場者がさまざまな資料を通じて作品と向きあう時間をつくります。後半では新里と、彼を最初期から近年まで論じてきた美術評論家、谷新とともに、新里の録音を聞きながらこの時期の諸作品について語ります。また会場では録音の一部をカセット・エディションとして販売します。
トークイベント
2019年7月21日(日)19:00-20:30
3331 Arts Chiyoda B105
入場料無料
出演 新里陽一、谷新、金子智太郎
ウェブサイト https://japaneseartsoundarchive.com/
問い合わせ先 japaneseartsoundarchive@gmail.com
当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。