<スケジュールに関するお知らせ>
このワークショップは、レコード盤を素材として切って貼って一枚のレコードにします。複数のレコード盤を組み合わせて、J-POPやクラシック、ヘビーメタルや演歌などをコラージュ、レコードの回転を遅くしたり、早くしたりミニパフォーマンスを行います。
レコードメディアを使った表現は、80年代にレコードからCDへとメディアが変わった中で現れてきました。その当時開発された技法「レコードスクラッチ」によって当時の音楽に影響を与えた一方、美術の領域にもレコードを素材として制作された作品や、サウンドパフォーマンスを行う作家が登場してきました。これまで音響彫刻など音を扱った美術が存在していましたが、この頃からサウンド・アートとしてのジャンルが広く認識されるようになっていきます。
このワークショップのイントロダクションとして、レコードを素材として制作してきたサウンドアーティスト、ミラン・ニザックやクリスチャン・マークレイ、藤本由紀夫や八木亮太の作品を取り上げ、60年代のフルクサスから現在までのレコードを使った表現について触れていきます。
また後半では、レコードを切り貼りしコラージュしたレコード盤の制作をします。そして2台のレコードプレーヤーでコラージュレコードを再生。再生される音の速度や音量、レコードの組み合わせを変えることでサウンドパフォーマンスを行います。ここで再生されるサウンドは、DJとは違い、音をコラージュするテープ音楽やミュージックコンクレートに近いかもしれません。
サウンドアーティストが行った作品の制作過程やパフォーマンスを追体験することで、レコードメディアを素材として使った表現方法について理解を深めていきます。
チューター:相澤和広
サウンド・アーティスト。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業、大学時代から音を使った表現活動に取り組む。主な公募展の出展として「取手アートプロジェクト2006」「広島アートプロジェクト2008 汽水域」がある。現在、ワークショップなどの企画運営を行っている。
主催・お問い合わせ:AIZAWA studio
Mail:workshop@aizawastudio.info (相澤)
Tel:050-3633-2667
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