<スケジュールに関するお知らせ>
この度Gallery OUT of PLACE TOKIOでは、中島崇による「日々の機微」を開催します。中島は、身の回りにある素材を大胆に空間に展開させ、プリミティブな喜びを誘発する表現を多く行ってきました。2015年の奈良での発表以来、弊廊では4回目の個展となります。この機会に是非ご高覧ください。
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幼少期より過敏な心と体を持つ私は、人の顔色を見つつも、開き直る事で自由気ままに生きてきました。 それは過敏な自分を守ると同時に、自分と他人、個人と公共という関係性に着目するきっかけになり、自己の内面や特質を表現する美術制作の基盤となったように思います。
人、もの、こと、場の無限の関係性は日々目の前にあって全ては捉えきれないまま変容していきます。その変容の様を、ストレッチフィルムという素材で、表現できないかと考えています。
ストレッチフィルムが持つ透過性、表面の滑らかな質感とそこに反射する光。非常に薄いにも関わらず伸縮性がありかなり強靭でもある、日用品として大量生産される身近な素材。私は、ストレッチフィルムによる表現を通して、私達が日々感じるわずかな「引っかかり」をちょっとだけ拡大させてみたいと考えています。
文 : 中島崇
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