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~ちょうど60 年前のものだが、瀧口修造の見た新傾向の現代書の様相に対するこの率直な見解は、今日の前衛書壇にそのまま当てはめてもまるで違和感のないもののように私は思ったのである。
現代芸術としての書における表現の自由と個別性= 非類似性の問題をより強く認識すべきではないか、という彼の声である。書体、構成、作風あるいはスタイルなど、似ているのは当然、といった価値観が支配している書壇があるとすればそれは論外と言わなければならないが、残念ながら画壇においてもその傾向や現象は少なくないし、その価値観に対する意識の低さもまた蔓延状態にあることは否めないのである。
そんな時代の今日、そんな時代の今日、小規模だが類似性の少ない作品が並ぶ展覧会がある、とすれば、「Ten・Ten」展はその一つになりそうだ。
【 「 Ten・ten 2017 」展によせて-----書と絵画 美術評論家 武田 厚 】より抜粋】
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