<閉館のお知らせ>
3331 Arts Chiyodaは、2023年3月15日をもちまして閉館いたしました。

<ちよだアートスクエア(旧3331 Arts Chiyoda)へのお問い合せ>
千代田区地域振興部文化振興課文化振興係
TEL:03-5211-3628
bunkashinkou@city.chiyoda.lg.jp

<合同会社コマンドAへのお問い合せ>
合同会社コマンドA
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-12-5 長谷川ビル2F
TEL:03-6803-2441
FAX:03-6803-2442
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閉館に伴うスケジュールと施設利用について
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『アート・素材・修復』アート作品を持つ、買う人への身近な講座シリーズ始まる!

 『アート・素材・修復』アート作品を持つ、買う人への身近な講座シリーズ始まる!
日程
2017年11月11日(土)
時間
15:00-16:30
備考
要参加申込
料金
3,500円
備考
全5回 連続申込の場合は特別割引になります。(通常17,500円→15,000円)
会場
306

<スケジュールに関するお知らせ>

佐賀町プロジェクトでは、この秋より連続講座、コンサバター(絵画修復士)田口かおりさんの『アート・素材・修復』を開催いたします。
イタリアで学んだ絵画修復士としての確かな基礎と知識と技術に加え、今を生きる現代美術にまで調査研究を膨らませている田口かおりさん。近年では「臭気」についての国際シンポジウムを企画し、興味深い議論を展開しました。本講座は、田口さんの修復の実践の中から、多様化する素材、重視されるコンセプト、また一過性作品の再制作のオリジナリティなどと、現代美術作品への新しい視点を探り、保存修復の根源的な問いかけをする最前線の講座となります。
美術作品を創り出す人にも、それを残したい人にも、広く美術を愛する人達に開かれた講座です。多くの方のご参加をお待ちしています。

【講座内容】 (全5回、15:00〜16:30)
第1回 2017年11月11日(土) 保存修復とはなにか:「時間 tempo」と「イメージ imagine」
第2回 2017年12月 2日(土) 現代美術の保存修復:不安定な永続性と記憶の保存
第3回 2018年 1月13日(土) 暴力をめぐる諸問題 :切り裂かれた絵、叩き壊された彫刻
第4回 2018年 2月10日(土) 美術作品と「臭気」:私たちは「におい」をいかに保存・展示するのか
第5回 2018年 3月10日(土) 「最小限の介入」と「予防的修復」:コレクションを守るためにできること
(全回通して受講されることをお薦めします。単発受講もお受けします。)

◎講師 :田口かおり
◎定員 :15名
◎受講料:1回3,500円(資料代込み)
      5回連続申込の場合は特別割引になります。(通常17,500円→15,000円)
◎持ち物:筆記用具。
◎会場 :佐賀町プロジェクト(3331 Arts Chiyoda 306室)
◎お問合せ:info@sagacho.jp
◎お申込み:メール申込み:info@sagacho.jp
表題を『アート・素材・修復』とし、氏名、メール(返信用)、参加希望日を明記のうえお申込みください。お申込みいただいた方にはお支払方法を記載した確認メールをお送りします。2、3日してメールが届かない場合は再度ご連絡ください。


【講座について】 田口かおり
保存修復に携るものとして、私は日々、さまざまな作品に出会い、触れ、調査を行っています。そこで考えるのは、ほかでもない「芸術作品のライフ」、つまり作品の「生」のことです。
 保存修復は、美術作品を延命するための技として、古くは古代ギリシア時代から行われてきました。それだけ古い歴史をもつ保存修復ではありますが、実際のところ、作品の「生」のために本当に保存修復というものが必要なのか、また、その方法論がいかなるものであるべきか、本格的な検討がはじまったのは近代になってからのことです。
 現代において、美術作品の保存修復は、よりいっそう複雑なものとなりつつあります。多様な素材からなり、様々な展示形態をとる現代美術は、ときに「死」という選択すら見据えながら、生成と消滅の記憶を紡ぎます。
 あらゆる美術作品にとって、そして私たちにとって、保存修復とは一体何を意味する行為なのか。本講座では、この大きなテーマについて、さまざまな事例を手がかりに考えていきます。講座を重ねるなかで、そもそも作品の「生」とは一体何なのか、作品は何をもって生き、何によって生かされているのか、という、より根源的な問いをめぐる思索へと、導かれていくことになるでしょう。 


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田口かおり[たぐち・かおり]
1981年東京都生まれ。フィレンツェ国際芸術大学絵画修復科修了後、修復工房Studio Venerosiにて絵画修復士として勤務。 2013年、京都大学人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は保存修復理論、保存修復史。 現在、東海大学創造科学技術研究機構特任講師。 近著に『保存修復の技法と思想――古典芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで』(第七回表象文化論学会賞)。 2015年からは、現代美術の保存修復を研究主題とし、国内外での調査に関わる。2017年6月には国際シンポジウム「『臭気』の現代美術」を主催し、現代美術が放つ複合的な匂いについていかなる 保存・修復・再展示が可能かを、現代作家イ・ウォノ氏らと共に検討した。

当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。

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