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ゆらぎの影|酒井一樹 + 瀧千尋

ゆらぎの影|酒井一樹 + 瀧千尋
日程:2017年03月15日(水)~2017年03月20日(月)
備考:アーティストトーク:3月17日[金] 18:00 – 19:00
時間:13:00-18:00
休み:会期中なし
会場:B109:CfSHE ANNEX

CfSHE Gallery (シー・エフ・シー ギャラリー) は、水性木版画を主なメディウムとして活動する若手作家2人の企画展「ゆらぎの影|酒井一樹 + 瀧千尋」を開催します。同館メインギャリーで開催される3331アートフェアの出展作品と併せて、水性木版画の柔らかい風合いを活かしたインスタレーションを展示します。

二人が着目する「影」とは、プラトンが「洞窟の比喩」として唱えた根源的なテーマであると共に、アートにおいては、作家が捉えた対象物のイメージ、作品に写し取られた虚像、また、それが観者に与える印象など様々です。それらの「影」は、水性木版画が併せもつ素材の特性や技法によって引き出され、インスタレーションという空間の中で共鳴し、ゆらぎます。

水性木版画を映像のように捉える酒井は、友人やファウンド・フォトをイメージの起点とし、和紙に大量の水を含ませ、長時間の摺り重ねを行います。その過程は、脆くて曖昧な表情・滲みを印象付ける作品に結実し、絵画的な時間性や物事の移ろいを喚起します。人を主なモチーフとする酒井とは対照的に、瀧は、自然物や場所との出会い、及び、それらとの対話--一切の雑多なものが消えて対話するような身体経験--を咀嚼し、そのイメージを色や形や滲みによって表現します。作品はモノや空間の「影」を表象しながら、実際の対象物と同等かそれ以上の存在感や物質性を提示します。また、瀧が表現する独特の色味や質感は、酒井と同じく、和紙という素材、同じ版を摺り重ねる技法、水性木版の柔らかな物質感と緊張感、深い空間性に起因します。

本展は、当ギャラリーが取り組むContemporary Mokuhangaという大きな標題の下で開催されます。水性木版画は伝統木版・創作版画という枠を超え、Mokuhangaとして世界で展開されています。近年、海外でJapanese Contemporary Mokuhangaと表される酒井と瀧の作品は、「フラジャイル・ストーリー展」(2016年)の主要作品として、オーストラリアやアメリカを巡回しました 。 本展はその2人の新作をMokuhangaの本山、日本に逆輸入する試みでもあります。2人が表現する多様な「影」との対話を通して、イメージのみではなく、Mokuhangaがもつ新しい可能性や柔らかさもお楽しみください。


アーティストトークの参加を希望される方は、お名前と人数を3月16日(木)までにメールでご連絡ください。infodesk(a)endeavor.or.jp

当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
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