<スケジュールに関するお知らせ>
額賀苑子は1989年神奈川県に生まれました。2015年に東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了しました。2015年、3331アートフェア 2015 ‒Various Collectors' Prizes‒に参加し、アートアワードトーキョー丸の内2015で審査員:建畠晢賞を受賞するなど、今期待の若手作家です。
額賀は、素焼きの陶土であるテラコッタを用い、人体での彫刻表現を追求しています。額賀の抱えるテーマの一つに、人として生きていく上で抱えざるを得ない矛盾やズレへと向かう表現があります。例えばそれは、女性たちに求められる象徴的な美と、女性があるがままで居ようとしたときの醜さの対比であったりします。額賀はその対比を、彫刻という強い実在感を持つメディアにおいて、人体という古典的であり普遍的なモチーフを用い表現を試みます。額賀の作品は、一見して正確なプロポーションを持つ端正な人体彫刻のように見えますが、近づいて、あるいは時間をかけて見ることで、どこか不自然な要素が散りばめられている事に気付きます。観るものが一言で言い表せないその不自然さは、見慣れたはずの人体の造形にわずかな不安を呼び起こし、観る者の視線を更に細部へと導きます。
今展では、立体作品(テラコッタ)によるインスタレーションを発表いたします。出品点数6点。皆さまのご来廊を、心からお待ちしております。
当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。