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箱のなかに入っているのはどちらか?

箱のなかに入っているのはどちらか?
日程:2016年05月19日(木)~2016年05月29日(日)
備考:レセプションパーティは19日(木)19時より、3F 3331alpha(https://www.facebook.com/3331alpha/)にて開催
時間:12:00-19:00 (初日のみ21:00まで)
休み:なし
料金:無料
会場:1F 3331 Gallery

アーティスト:耳のないマウス(松田朕佳、石射和明、石倉一誠、雨宮澪)

箱の中に頭を突っ込んでみると、そこには無限に広がる真っ暗闇がありました。
今展覧会は視覚または記号の先行するこの世界の広がりを別の方向に向かって進んでみようという試みです。異次元への扉は日常のありきたりな言葉の中に潜んでいます。言葉遊びによる、もしくは論理による異次元トリップを体験してみてください。

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「実体化する記号―ホラーとしてのアート」

手の甲に眼鏡をのせて作った顔〈のようなもの〉を作って喋らせてみる。〈それ〉を見た幼児が、ひどく怯えて目を背ける様子が印象深く思い出される。〈記号〉として与えられた〈それ〉は、もはや手でもなければ眼鏡でもなく、顔でもない。人の顔をに真似ようとする得体の知れない顔〈のようなもの〉なのである。
〈記号〉は、モノ自体を代替する過程において、時にその不吉な相貌(かお)
を覗かせる。間主観的に〈それ〉の意味するものが何であるかの合意が成り立つ時、私たちは「それはしかじかである」という肯定命題を得る。反対に、〈記号〉自体が真にモノとして現われる時、私たちは、〈それ〉を否定をもって指し示すことしかできない。〈記号〉がモノと入れ替わる時、そこにはある種のおぞましさを伴ったマイナスの現実が立ち現れる。意味から棄却された無意味は、意味の差延的再帰が生み出す亡霊なのだ。
今展に突如として現われたこのカタツムリ〈のようなもの〉は、ロボティクスと融合することで貞子的なメカニズムを獲得したビジブルな〈記号〉である。その奇怪さは、図らずもこの作品が一個のホラーであることを物語っている。

解説:服部洋介

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レセプションパーティは19日(木)19時より、3F 3331alpha(https://www.facebook.com/3331alpha/)にて開催します。20時からは、作家たちを交え、作品を見てのレスポンスを個々人で交換する場とするダイアログを行います。
また、会期中の週末となる21日(土)、22日(日)両日、13:00-17:00にて、3331alpha にて「耳のないマウス」メンバーの過去作品、関連作品を展示します。また作家が在駐し「段ボール箱の被り方ワークショップ」を随時行います。段ボール箱の様々な被り方を、参加者の方たちと一緒に探ります。お気軽にお立ち寄りください。

本展示は、2015年8月に開催された 3331α Art Hack Day 2015 にて中村政人賞を受賞した「耳のないマウス」の受賞展示です。


【耳のないマウス】

松田朕佳
1983年生まれ。2006年にニュージーランドNelson Marlborough Institute of TechnologyよりB.A、2010年にアメリカ、アリゾナ大学よりMFAを修得。その後Border Art Residency(アメリカ、ニューメキシコ州)、Prairie Center of the Arts(アメリカ、イリノイ州)、Agora(ベルリン)、Homesession(バルセロナ)でのアーティストインレジデンスを経て現在長野県信濃町在住。既製品、日用品、日常の動作や行為をインスタレーション、ビデオ、パフォーマンスに用いた作品を制作している。主な受賞に2009年のCrossing 2009 South West Graduate Student Competitionにて「First Place and Purchase Award」、2008年にInternational Sculpture Centerより「Outstanding Student Achievement in Contemporary Sculpture Award」、2007年 第8回スパイラル・インデペンデント・クリエーターズ・フェスティバルにて「審査員赤池学賞」がある。

石射和明
1979年生まれ。神奈川県育ち。文学部卒。テクニカルディレクター、エンジニア、プログラマ。株式会社フォーク所属。
主に広告領域において、コンセプトデザイン・プランニング・エンジニアリングをベースに、テクノロジーを基点としたクリエイティブ活動を行う。

石倉一誠
1990年生まれ。早稲田大学基幹理工学部 表現工学科にてユーザインタフェースデザインを学び、東京大学大学院学際情報学府で認知科学を研究する。
在学中より、ユーザインタフェース・ユーザエクスペリエンスデザイナーとして米サンフランシスコのクリエイティブエージェンシーや東京のクリエイティブエージェンシーにて活動。フィンランド アールト大学大学院芸術デザイン学部への留学時にアート制作を始め、現在は広告会社に務めるかたわら、作品制作を行う。

雨宮澪
Make It Creative 一般社団法人、共同設立者・理事・事務局長、かつ、プロジェクトベースでWebディレクターやデザイナー、ファシリテーターやイベント企画実行として活動するフリーランサー。
主な活動は、Make It Creative として主に若者向けクリエイティブワークショップのプログラムデザインとファシリテーション、また、フリーランスのWebディレクター・デザイナーとして、アフリカ諸国の大使館のオンラインコミュニケーションのデザインを行う。その他にも、プロジェクトベースで、ワークショップのファシリテーションや、TEDxTokyo元コアメンバーとしての経験を活かしたグローバルなイベントの企画実施を行う。

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