<スケジュールに関するお知らせ>
『路上の紙々が、僕を呼び止める。「拾ってくれない?」』
選ばれ集められた紙を主な素材に、印刷技法、コラージュ、インスタレーションなど、さまざまな手法を用いて作品を制作する立花文穂。1995年に佐賀町エキジビット・スペースで「MADE IN U.S.A.」と題した展覧会のデビューから20年、アートワークのみならずポスタ―やブックデザインなどの仕事も高い評価を得てきました。その制作活動を300ページ超に束ねたはじめての作品集のローンチとなる本展は、本書に収録される作品や仕事から、多量多様な印刷物、紙々を2会場に分けて構成します。
拾い上げられ、編まれ、貼られ、何層にも重ねられた紙々は一葉一葉の表情を見せ、改めてその活動が重要であったことを実感する展覧会となることでしょう。
*展覧会にあわせてアーティスト・ブックを限定販売予定(価格未定)
感謝感激雨あられ/コラージュ/1997
「デザイン 立花文穂」展ポスター/オフセット/2011
球体 號外(小池一子立花文穂編)/オフセット/2014
立花文穂[たちばな・ふみお]
アーティスト、グラフィックデサイナー。1968年、広島生まれ。東京在住。1992年、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。1994年、東京藝術大学大学院美術研究科修了。文字、紙、本を主な素材やテーマに作品を制作。1994年、アメリカ・ヴァーモントでアーティスト・イン・レジデンス後、1995年の個展「MADE IN U.S.A.」(佐賀町エキジビット・スペース)をはじめ、「木のなかに森がみえる」(2005年、SHISEIDO LA BEAUTE、パリ)、「デザイン 立花文穂」(2011年、ギンザ・グラフィック・ギャラリー)など国内外で発表。主なグループ展に「MOTアニュアル2008―解きほぐすとき」(2008年、東京都現代美術館)、「風穴―もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから」(2011年、国立国際美術館)など。2007年より自ら責任編集とデザインを手がける不定期刊行物『球体』を現在6号まで刊行している。作品集に『クララ洋裁研究所』『木のなかに森がみえる』『風下』など。著書に『かたちのみかた』(誠文堂新光社)がある。現在、女子美術大学教授。
このイベントは定員に達しましたので受付を終了いたしました。
◎トーク+映像上映イベント「書くことについて」
対談=石田千(作家)× 立花文穂
立花文穂が撮影・製作した広島の原爆死没者名簿を題材にした映像(約40分)を上映します。視聴後、書くことを稼業にする石田千さんとともに、記述することや記録すること、そして、それを遺すことの意味を考えます。
日 時:5月20日(金)
19:00~21:00 トーク+映像上映
21:00~22:00 歓談(1ドリンク、HORO Kitchenのフィンガー食)
会 場:3331 Arts Chiyoda B105 マルチスペース
定員:40名(要メール予約)
参加費:1,500円
お申込:メール(info@sagacho.jp)にて、表題を「立花文穂イベント」とし、氏名、人数、メールアドレス(返信用)を明記のうえお申し込みください。2、3日経って返信のない場合は再度ご連絡ください。(いただいた個人情報は、本トークイベントのご案内のために使用するものとし、ご同意がない限りそれ以外の目的で利用したり、第三者に開示するようなことはございません。)
※歓談には HORO Kitchen(遠山夏未氏主宰)によるお料理が提供されます。http://www.horo-kitchen.com
当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。