<スケジュールに関するお知らせ>
アーティスト:戸田祥子、西村有、宮本穂曇、渡辺泰子
沢山のものが、出来事が存在する。
それぞれの結びつきを見る事は断片のつながりを見る事。
つながりを見る事は、時間の流れを見る事。
目の前を様々な物事が、様々な速度で流れていく。速すぎて見えないもの、遅すぎて気づかないこと。私たちはその景色の中で自分が認識できる物事だけを「見えるもの」として捉える。
けれども、「見えないもの」を見ようとする時、物事の速度を変えることができたならば、この目に見えるものとして存在する。
速度とは、異なる時間の流れ。速度の違うものどうしがそこで出会う。
断片の衝突、そして摩擦。
異なる時間が未だ見ぬものをあぶりだす。
見えない時間を見るために、距離を測るために、物事の速度を変える。
異なる時間の断片どうしは、景色の中で圧縮され、未知の景色を作り出す。
そこには日常に流れる時間とは異なるもう一つの時間が存在する。
作品に内包された時間はこの展示空間で交わり、4人の作品を対峙させることによって、それぞれの作品の中に潜む断片は予期しなかった新しい結びつきを生むだろう。
見えなかったものを理解したい。経験することができなかったからだ。
4人の異なる速度の断片を衝突させる事によって見える景色はどんな景色か。
きっと、まだ見ぬ名前を持たない景色が見えてくるはずだ。
(企画、宮本穂曇)
【イベント】
●オープニングパーティ
1月30日(土)18:30~
●クロージングトーク
2月28日(日)16:30~18:00
「断片の摩擦と衝突について」ゲスト:勝俣 涼 氏(美術批評家)
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