<スケジュールに関するお知らせ>
Julia Baier / ジュリア・バイエル
LEVITATING WATER / 浮かぶ水
2015年9月11日(金)- 10月11日(日)
11th September - 11th October 2015
木曜日 - 日曜日 12:00 - 19:00 開廊 ※月火水 休廊
Open : thu. - sun. 12:00pm - 7:00pm ※Closed on mon. tue. wed.
レセプション・パーティー
9月11日(金)18:00 - 20:00 入場無料
Reception party : 6:00pm - 8:00pm on 11th Sep.
admission free
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ジュリア・バイエルは、ベルリンを拠点に活動する写真家です。
彼女は2005年に日本を訪れ、彼女の名を世に知らしめたシリーズ「パブリックバス」をGallery OUT of PLACE(奈良)において、ヨーロッパ以外でははじめて発表しました。ヨーロッパ各地のプールや公衆浴場を訪れ、水辺に集う人々が見せる一瞬の表情や行為を水の躍動感や透明感とともに捉えた写真は、非常に新鮮でセンセーショナルな話題を写真界にもたらしました。2008年には、日本に滞在中に撮った銭湯でのスナップショットを写真集「SENTO」にまとめ出版し、「湯」にまつわる日本人の精神性を鮮明に浮かび上がらせ高い評価を得ています。
それ以後も精力的に写真を発表し続けているジュリア・バイエルですが、彼女のモチーフは常に「水」にあるといえます。彼女は愛機であるライカを片時も離さず持ち歩き、敬愛するアンリ・カルティエ=ブレッソンが求めた決定的瞬間を常に狙っています。そのようにして捉えられた多くの「決定的瞬間」の中でも、彼女の本領が発揮されているのはやはり「水と人との関係」の中にあるようです。2013年に出版された写真集「WATER MATTERS」には、2000年以降彼女の眼が捉えたさまざまな「水」の場面がおさめられており、この写真集を含め彼女の写真家としての功績が評価され、2014年ウェッツラーに完成したライカセンターでの「10 x 10」展の1人に選ばれるという名誉を授かっています。(因みにこの「10 x 10」展には、かのトーマス・ルフも参加しています) 更にはこれをきっかけに、ライカ創立100周年記念の "Augen auf! "展に出展し、ドイツ主要都市を巡回することになりました。
Gallery OUT of PLACEでの2回目となる今回の展覧会では、シリーズ「WATER MATTERS」から約15点を選りすぐり展示いたします。また今春アイスランドでの滞在制作で生まれた数点も初めて公開いたします。日本ではなかなか目にする機会のない、ヨーロッパ写真における「今」を代表するジュリア・バイエルの作品群をこの機に是非ご高覧下さい。
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