<スケジュールに関するお知らせ>
アーティスト 中村政人 10 年ぶりの個展。
アーティスト中村政人が1989-94年に、韓国と日本で撮影した写真群を20年以上の時を経て一挙公開します。
留学先の韓国のアトリエ風景や、東京のアートシーンを共に切り開いた同時代のアーティストや関係者たちの様々な表情、日常的な都市空間の中にひっそりと存在するものたち。中村の視点はアーティスト/生活者の区別を超え、あらゆる人々のアクションの連鎖によって文化的多様性が増殖していくさまを鋭くとらえます。
それは、世界に対するアーティストの鋭い眼差しそのものであり、街の中に存在する創造性への真摯な感受性を示しています。
近年中村が取り組んできた様々な社会実験、とりわけアーツ千代田 3331の運営やアートプロジェクトの企画などに通底するアートそのものの枠組みをとらえ直そうとする批評精神を見てとることが出来るでしょう。
また、会田誠、池宮中夫、岩井成昭、小沢剛、中ザワヒデキ、八谷和彦、池内務、小山登美夫、西原珉といった同時代のアーティスト・ギャラリスト・編集者らが鮮烈なエネルギーで新しいシーンを切り開いた時代を知る手がかりとしても貴重な展覧会といえます。
会期中、当時を知る作家やキュレーター・批評家を招いたトークイベントを行い、美術史においていまだ充分に語られていない、90年代前半の日本のアートシーンを考察します。さらにこれら写真のほか、2シリーズの新作インスタレーションを発表します。
アーティスト 中村政人による10年ぶりの新作展にぜひご注目ください。
尚、本展はTRANS ARTS TOKYO 2015 のプログラムとして開催致します。
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中村政人 個展&TRANS ARTS TOKYO 2015 合同記者会見およびプレイベント
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□ 会場:アーツ千代田 3331 1Fラウンジ
□ 日時:7月29日(水)
17:00-18:00/中村政人 個展&TRANS ARTS TOKYO2015 合同記者会見
18:30-20:00/シンポジウム アートの現場:最前線からの声「東京アートシーン:90'sから2020年へ」
□ お申込方法:公聴をご希望の方はPEATIXよりお申込下さい。
▶シンポジウム アートの現場:最前線からの声
「東京アートシーン:90'sから2020年へ」
90年代のアートシーンと現在を重ね合わせて検証しながら、5年後の東京、さらにその先の日本のシーンを視野に入れたシンポジウムを行います。
90年代前半の現代アートの動向は混沌としたポストモダニズムが多様な現れとなって一斉に登場してきた時代でした。その後もいくつかのトピックを見出しながらも、アートに関しては百花繚乱の時代は続いていると言ってよいでしょう。一方、5年後の2020年を前に東京ではインフラや組織の整備をはじめ経済的により良い状況を期待する向きも多くあります。それは果たして、アートの現場にとってどこまで有効で意義のある動きなのでしょうか。
シンポジウムには東京をベースに活動をし「アートの現場」に立ち続ける同時代を代表するアーティスト5名に登壇頂きます。
さまざまな地域や領域で周囲を巻き込むプロジェクト型のアートを実践する日比野克彦、「現代アート」の文脈付けを丁寧に編み上げながら自身も現代美術の作家として勢力的に活動を行っている中ザワヒデキ、そして日本におけるテクノロジーとアートの融合を洗練したかたちで成し遂げたメディアアート界の雄、ライゾマティクスの代表・齋藤精一、ファッション界より彗星のごとく登場し、アート・シーンにおいても果敢に展開しているリトゥン・アフターワーズのデザイナー・山縣良和各氏を迎え、アーツ千代田 3331の統括ディレクターでもあるアーティスト・中村政人とともに、いまの状況をアートの現場から捉え返して語り合う試みです。
文化にとって「アート×産業×コミュニティ」というキーワードがますます重要になりつつある現在、それぞれのシーンの「現場」より生のアーティストの声をお届けします。
[パネリスト]
日比野克彦(アーティスト)
中村政人(アーティスト)
中ザワヒデキ(美術家)
斎藤精一(Rhizomatiks クリエイティブ&テクニカル ディレクター)
山縣良和(writtenafterwards デザイナー)
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