<スケジュールに関するお知らせ>
2名のアーティストをひとつの空間で紹介する「Duet Series」の第三弾は、乾漆の天明里奈と、テラコッタの額賀苑子の共演です。人物をモチーフとし、異なる素材・技法ながらそれぞれ「型」を用いるという共通点に着目したパッケージです。互いの作品が醸し出す気配のコントラストを感じ、楽しんでいただければ、と思います。
作家のコメント:
「"さかいめ"に存在するもの」「"少しだけずれている"所に在る美しく穏やかで凛としたもの」を、奈良時代の伝統的な仏像技法である乾漆技法を用いて表現したく制作をしております。(天明里奈)
確実にそこにあるものが一体なんなのかさっぱりわからない。人と対峙するときに、相手の持つブラックボックスに抱く畏怖と同じように、明瞭な存在感を持つ彫刻というメディアから然るべき凹凸を奪い本来結ばれる筈の焦点や意味を欠いた時、鑑賞者はその座りの悪い状況にどの様に折り合いをつけるのか。視覚と思考に対する再考察の入り口になるような立体表現を目指して制作している。(額賀苑子)
協力:幕内政治、ギャラリー椿
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