（欧州文化首都）＋（AIRネットワーク準備会×マイクロレジデンス・ネットワーク）連携事業 AIRネットワークフォーラム　「若きアーティストがつなぐ、国際的クリエイティブネットワーク」

今夏、ＡＩＲネットワーク準備会では、チェコ共和国のプルゼニ（2015年欧州文化首都で開催された「ArtCamp2014 / International summer school of art」[1] へ日本から若手アーティスト4名、及び日本各地の美術系大学院生6名を派遣しました。
うち１名のアーティストに対し、プルゼニ市が運営する今年誕生したばかりのアーティストインレジデンス「OPEN A.i.R.」での交換滞在プログラムを提供。ArtCamp2014終了後に2ヶ月の滞在制作を実施しました。
　そして本事業終了を受け、この度のAIRネットワーク・フォーラムは、西ボヘミア大学からArtCamp2014のディレクターならびにコーディネーターのお二人をお迎えし、国際的なプログラムを大学で実施することの意義や、10年続けて行ってきたその背景などを知ると共に、プルゼニ市に滞在した参加者10名による活動報告、AIRと美術系大学との恊働の可能性、これからの美術系大学における国際化について討議します。
　なお、マイクロレジデンス・ネットワーク[2]が提唱する「Y-AIR」構想[3]の実験的な取り組みとしても実施しています。大学やアートセンターといったマクロな機関と共に、世界中のマイクロレジデンスのネットワークを活用しながら、AIR活動に関わる若手アーティストやアーツマネージャーの人材育成を進め、その参加者や教員、AIR運営者と共に日本での国際ArtCampの具現化に向け議論することで、社会装置としてのAIRの役割の顕在化を目指します。

[1]プルゼニでのArtCamp：チェコ・プルゼニにある西ボヘミア大学が毎年夏に開催するInternational Summer School of Art のこと。今年で10回目を迎えた。日本からは、2013年EUジャパンフェスト日本委員会の紹介で1人初参加、2014年10名参加の本連携事業に発展したもの。
[2]遊工房アートスペースが提唱するAIRの名称。多様な形で展開されているAIR の中で、特にアーティストが主導する小規模なAIR を「マイクロレジデンス」と命名し、調査・研究に取組み、様々な活動を展開している。マイクロレジデンス・ネットワークとしての国内外AIR同士の活動は2012年より始まった。www.ｍicroresidence.net
[3]「AIR for Young」。AIRと美術大学が連携し若手アーティストの滞在制作体験機会を提供するもので、芸術家を目指す若手美大生の、職業として、社会人として、また、生活者としてのアーティストになる為の貴重な体験プログラムとなるもの。個々のAIRと美術大学間の共同による実践を通し、国際間の交換プログラムへの拡大、継続性ある仕組みの構築を目指すもの。

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■概要｜ＡＩＲネットワーク・フォーラム（2014年11月21日〜23日）
　　　 【DAY1｜11月21日】フォーラム＠Arts Chiyoda 3331
　　　 【DAY2｜11月22日】テーブルディスカッション＠女子美術大学
　　　　　【DAY3｜11月23日】オプショナルツアー：遊工房アートスペース、トロールの森2014

【DAY1】 AIRネットワーク・フォーラム　「若きアーティストがつなぐ、国際的クリエイティブネットワーク」
西ボヘミア大学ArtCamp2014について伺うとともに、同参加者による活動報告、ＡＩＲと美術系大学との協働の可能性、国際的なプログラムを実施することの意義これからの美術系大学の国際化について討議します。
日　時 ｜11月21日(金) 18:30-21:00（18:00開場）／懇親会21:00-22:00(無料)
会　場 ｜Arts Chiyoda 3331コミュニティスペース（千代田区外神田6-11-14）
定　員 ｜80名（先着順）
参加費｜無料（要申し込み）
申込先｜日英でお名前、ご所属（ご職業）・電話・メールアドレスご記入の上、下記AIRネットワーク事務局までメールにてお申し込みください。
　　　　 DAY1申込先：AIRネットワーク事務局info@j-air.arts-npo.org
問合先｜AIRネットワーク事務局（特定非営利法人アートNPOリンク内）　info@j-air.arts-npo.org
　　 　　TEL 090-9690-2225（留守電の場合は、折り返しお電話差し上げます）

[Part 1]
◯AIRの概要（マイクロとマクロの恊働 Y-AIR構想）、及び 欧州文化首都との連携
　村田達彦（遊工房アートスペースディレクター／マイクロレジデンス・ネットワーク）

◯プルゼニでのAIR活動報告―AIRとアーティストの関係
　松本恭吾（アーティスト）

[Part 2]
◯国際的アーティストを育てるために〜西ボヘミア大学Art Campの取り組み（逐次通訳）
　レンカ・コディトゥコヴァ博士 （ArtCampエグゼクティヴディレクター）
　Ph.D. Lenka Kodytkova / West Bohemia Unibersity ArtCamp executive director
　マルケタ・コフトコヴァ マネージャー（ArtCampコーディネーター）
　Mgr. Marketa Kohoutkova / West Bohemia Unibersity Assistant dean's / ArtCamp coordinator

◯10th Art Camp 2014参加報告
　辻真木子（女子美術大学大学院アートプロデュース表現領域）、他

◯フリーディスカッション：学生・若手アーティストがつなぐ国際ネットワーク
　ArtCamp2014参加者および、2013年の参加者を交えたディスカッションを行います。また、今回、参加アーティスト、学生をご推薦いただいた各　大学教員からのコメントをいただきます。
　北田 匠（アーティスト）