<スケジュールに関するお知らせ>
さよなら RENSEI またきてしかく
筒井敬介は神田で生まれ育ち、空襲で生家も自宅も焼けました。
今回の展示には大正時代からの本、戦前の雑誌も含んでいますがそれらはみな戦後に買い集めたものでしょう。
古書店のしるしがあるものもずいぶん、そこへ仕事の資料にしたらしい書き込みもあります。
ここにある本や雑誌を探している方がありやなしや、ネズミにかじられたものなど外見は汚れていてもみつけて楽しんでくださる方があることを願って今回の展示の運びとなりました。
本は読まれてはじめて本になると思います。状態のよいものは手にとってご覧いただけるようにしてご来場をお待ちしております。
お世話になってきたRENSEI PRINT PARK はこの「物置展」のあと7月31日をもって閉じるそうです。
2011年に、初めて「脚本展」をここで開くと筒井敬介の弟に伝えたところ、以前はレンセイ中学校だったその場所は「兄が親しんだ界隈で、うれしいこと」とききました。
ご多忙と存じますがお近くへおいでの際はどうぞお立ち寄りください。
尚、今回の展示は資料や親交のあった作家の方からいただいた本や雑誌を中心にしています。筒井本人の著作は今までの展示でみていただいたもののほかに自宅に1点しかのこっていなかった戦後すぐのものを含めて5月に神奈川近代文学館へ収蔵していただきました。収蔵の準備中で本人が作品年表に記入していない昭和20年12月に札幌で印刷された詩集をみつけました。これは当時の印刷の状況をみていただきたいと思い展示します。
2013年6月 物置番 大田理加
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