<スケジュールに関するお知らせ>
アーティスト:荒木茉莉、木内祐子、久保田淳、澤田明子、長谷川幾与
【展覧会内容】
古来より多くの画家に描かれてきた草花。咲けば美しいが、やがて儚く枯れてしまう。その移ろう様は目に映るほとんど全てのものに当てはまる。生あるものだけでなく、私たちが住む都市や社会も日々姿を変えていく。そのなかで、私たちの心は変わらずにいられるだろうか。
私たちは大学で日本画を学び、現在は様々な素材を用いて制作をしている。私たちの作品に共通点を見出すなら、表現の繊細さと、画面に表れる緊張感が挙げられるだろう。微妙なバランスの上に成り立つ儚さは、脆弱なガラスのような精神が無意識のうちに反映されているのかもしれない。
今回の展示タイトル「私はあなたであった。あなたは私になるだろう」はラテン語の「Tu fui, ego eris.」を参考にした。「私はあなたのように生きていた。あなたもいずれは私のように死ぬだろう。」と示すこの言葉は、墓碑銘に刻まれることが多いという。
移り変わる世の中で、私たちは生を見つめ、その貴重な一瞬を表出することを志す。
【イベント】
●オープニングレセプション
4月7日(日)17:00~
●ワークショップ「あなたをみる、私をみる鑑賞ワークショップ」
4月21日(日)
第一回 14:00〜15:30(長谷川・久保田作品)
第二回 16:00〜17:30 (荒木・木内・澤田作品)
あなたと私が同じ作品を前にする時、それぞれどのような感想を持つのでしょうか。そしてもし、あなたの感想や気づきを聞くことができたら、私の作品に対する感じ方はどのように変化するのでしょう。
本ワークショップでは、平野智紀さんをナビゲーターに迎えて、その場を共にする人たちと一緒に作品をじっくり鑑賞し、感じたことや考えたことを言葉に表します。他の鑑賞者の声に耳を傾けているうちに、あなたが感じたことを私も感じるようになったり、あるいはもっと違った考えが生まれたり、その考えが再びあなたと重なったり・・・作品をみることを通して変化する、あなたと私と作品との距離の感覚を体験します。私と作品の1対1では実現し得ない鑑賞会に、あなたも参加してみませんか。
参加方法:要予約
※お名前、ご職業、ご希望の回、ご連絡先を〈anatatowatashi21@gmail.com〉 までお送り下さい。(各回定員15名/定員になり次第締切となります)
対話型鑑賞ナビゲーター:平野智紀 MALLアート・コミュニケーションラボ
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