<スケジュールに関するお知らせ>
3月のAIR3331リサーチプロジェクト参加アーティストであるベトナムのグエン・ニュー・フイとマレーシアのヨー・リアン・ヘングによるリサーチ発表
グエン・ニュー・フイ(NguyễnNhưHuy)
アーティスト/キュレーター/詩人/芸術評論家
1997年にホーチミン市芸術大学を卒業後、アーティストとして活動を開始。現在はホーチミン市を中心に海外でも若手芸術家によるグループ展やプロジェクトを企画。Zerostationというオールタナティブスペースも2010年に設立。海外に向けたベトナム現代アートの発信のみならず、現代アートに関する海外評論書籍をベトナム語に翻訳するなど精力的に活動している。「ドクメンタ12マガジンプロジェクト」のベトナム版公式オンラインマガジンである、文学芸術専門サイトtalawas.orgでコラム執筆中。
郷愁 単一チャンネル版 7分2秒 この作品はレジデンスアーティストのグエン・ニュー・フイの未完成ビデオシリーズの一部です。このビデオでは、東京在住のベトナムの男性が子どもの頃の家を思い出しています。家のことを想起しながら、ヘッドフォンでは日本語で東京の名所を紹介したyoutubeの映像の音を聞いていました。 この作品では中間にある空間を追求しています。物質的な空間だけではなく、文化、アイデンティティ、言語との伝統的な境界をぼやかしているグローバル化された世界において人間の絶え間ない転移による精神的な空間も探究しています。
この作品は3331 Arts Chiyodaのレジデンス滞在制作プログラム「AIR 3331 リサーチプロジェクト」において制作されました。
ヨー・リアン・ヘング(Yeoh Lian Heng)
アーティスト/アートコーディネーター
2004年アートスペース「Lost Generation」をアーティスト仲間とスタート。様々なアーティストやクリエイター達が集まり、アートマーケットや従来のアート機関とは異なる方向で、多様な表現や社会におけるアートの役割を追求する。コミュニティ・コラボレーション・プロジェクトを多く手掛け、一過性のイベントではなく、ある地域の特徴や問題と深く関わり、数年間かけて発展する活動を行う。その試みは、地域の人と築いた信頼関係に基づき、着実に街の中にアートを還元している。
ヨーは滞在期間中東京在住のマレーシア人、中国人、また日本人の方に震災以降日本の社会についてインタビューをしました。3.11の影響で社会の中に大きな変化があり、個人個人がどのように反応しているか、どのように未来を作っていくか様々な外国人・日本人の意見を聞きました。
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