<スケジュールに関するお知らせ>
アーティスト:三潴末雄(ミヅマ・アートギャラリー)、仲世古佳伸(ナカセコアート)、杉原寛(Azone+Associates)、柴田葵(桜美林大学非常勤講師)
1990年代の東京、青山で繰り広げられた、幻のアートプロジェクト「Morphe」の姿が明らかになる8日間。現代アートの記録と記憶が、アートアーカイブによって甦ります。
■Morphe(モルフェ)とは?
1995年から2000年にかけて、東京・青山を主な舞台として開催された、地域型のアートプロジェクト。ギャラリーを中心に、ブティック・喫茶店・自動車ショールームなどで、現代アートの展示・上演などを行う。1994 年に青山で開催されたアート・イベント「マニフェスト」の発展形。変容し続ける世界を俯瞰する視点から、夢と眠りを司るギリシアの神モルフェウスにちなんで、「Morphe」と名付けられた。当時の東京・現代アートの中心地である銀座に対して、ファッションの最先端の地、青山から新しい流れを生み出そうとしたのが、マニフェスト」=「モルフェ」である。
1994 年、青山にミヅマ・アート・ギャラリーを開廊した三潴末雄、AKI-EX の秋薫里によって立ち上げられ、1995 年から 2000 年まで仲世古佳伸が総合ディレクションを務めた。1995 年のテーマ「亀裂:City Crack」は、 阪神大震災・地下鉄サリン事件など、同時代の「都市の危機」と正面から向き合ったもの。また、1998 年には三重県・南勢町をもう一つの舞台に加え、2000 年には香港の ARTscope とコラボレーションするなど、毎年特徴のあるプログラムが行われた。全体を通してグラフィックデザインを、株 ) アゾーンアンドアソシエイツが担当した。
■P+ARCHIVE × Morphe
P+ARCHIVE では現在、Morphe事務局が保存してきた関連資料を仮所蔵し、公開に向けて整理・分類しています。Morphe の活動を今も詳細に伝えてくれるのは、これらの貴重な資料のみ。P+ARCHIVE による資料整理活動の成果を、トーク・セッションと展示を通じてお伝えします。
■展示・イベント内容
【資料展示】
Morphe'95-2000までの活動を記録した、写真・文書などをアーカイブ・ルーム(東京文化発信プロジェクトROOM302)に展示します。
日時:2011年12月7日(水)~15日(木)13:00~18:00
入場料:無料
【トークセッション】
Morpheに深く関わった二氏をゲストに迎えてのトーク・セッションを開催します。
日時:2011年12月15日(木)19:00-21:00
定員:40名
入場料:無料
ゲスト:
三潴末雄 Sueo Mizuma(ミヅマ・アート・ギャラリー)
東京生まれ。1980年代からギャラリー活動を開始、1994年ミヅマアートギャラリーを青山に開廊。2002年、中目黒にギャラリーを移転し、ミヅマ・アクションを併設。2008年、北京にMizuma & One Galleryを開廊。2009年市谷田町にミヅマアートギャラリーを移転、中目黒のスペースはミヅマアートアクションとして活動を継続中。日本・アジアの若手作家を中心に新進アーティストの発掘・育成を行っている。
仲世古佳伸 Keichin Nakaseko(ナカセコアート)
1955年。三重県生まれ。1980年、大阪芸術大学芸術計画学科卒業。1991年仲世古佳伸(現ナカセコアート)設立。アートディレクション、テキスト、キュレーションなど、アートという視座から多義的な表現活動を行う。1995-2000年まで、「モルフェ」の総合ディレクターを務める。
コーディネーター:
柴田葵Aoi Shibata(桜美林大学非常勤講師)
座席には限りがありますので、満席の場合は事前予約をいただいた方を優先します。
ご予約はinfo@art-society.comまで。
【主催】
特定非営利活動法人アート&ソサイエティ研究センター
東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京歴史文化財団)
【問合せ先】
特定非営利活動法人アート&ソサイエティ研究センター
info@art-society.com
http://www.artsociety.com
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