<スケジュールに関するお知らせ>
アーティスト:照沼敦朗
照沼敦朗は、1983年に千葉県に生まれました。2007年に多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。原画から音楽まで全て自身が手がけた映像作品の他、ペンキで描いた絵画作品やライブペインティングでも注目を集めてきました。札幌国際短編映画祭(2008年)、ヨコハマ国際映像祭(2009年)、二人展「幻想五つ目展」(川口市立アートギャラリー・アトリア、2010年)などに参加。第14回岡本太郎現代芸術賞(2010年)では特別賞を受賞するなど、今後益々その活躍が期待される若手作家です。Gallery Jinでの初めての個展となる本展では、新作の絵画作品23点、音楽作品や受賞作の映像インスタレーション『見えるか?』などを展示いたします。
『見えるか?』は、「ミエテル・ノゾム」と名付けられた少年が、照沼による空想都市の路地や墓地を、やがては抽象的な時空を、歌いながら通り抜けていくというアニメーション作品です。
片目に不思議なレンズを着けたノゾム少年は、夢とも現実ともつかない世界を進んでいきます。" 望む先は尽きないから 矛盾も全部飲み込んでそれでも君は見届けることが出来るかい? 見えてる事を望む それは 見えない事を恐れない望み 僕は「見えてる望」"。闇に沈み、ネオンサインが光る街中には、「何でも聞き屋」「干渉注意報発令中」といった照沼独特の諧謔が散りばめられています。場面の展開と共に、登場人物のユーモラスな造形やシニカルな言葉、音楽の独特の調子が体に刻み込まれ、物語は不可思議な余韻を残して終わります。照沼敦朗の濃密な作品世界を、是非ご高覧下さい。
「今しかない この時を 事柄を 常に奇想天外で ご法度を恐れず 自由な表現形態で
見えることのみならず 見えないものまで 見えることへの欲求心に探究心を注ぎ
ミエテル・ノゾム君を始めとする 等身大の主人公で構成される 僕の作品たち
テーマは常に己であり だから僕が成長すれば 作品も成長を続ける
鏡のようであり 現実のようで非現実 身近な物語は 視点を 意味合いを 解釈の幅を広げてくれる
そんな作品たちに 観に来て共感してもらえたら これ幸い」(照沼敦朗)
当サイトには、入居している各団体が行う催事についての情報も掲載されています。
展覧会やイベントなどに関するお問い合わせは、各団体へお願い致します。