<スケジュールに関するお知らせ>
ファシリテーター:加藤チャコ
私たちが生きて立つこの大地には素晴らしい力が秘められています。そこから生まれてくる野菜や果物は、土と太陽、そして宇宙の力をすべて内包している食べ物です。
ワークショプ前半では、こうしたことを子供達と楽しみながら、そしてアーティスティクな見地から、みんなで発見していきます。そしておやつに、みんなで美味しいフルーツサラダと麦のジュースを楽しみます。
小学生のお子様や親子連れを中心とする、大人、高校生、美術学生なども対象にしたワークショップ。
現代の子供は、なかなか土に触る機会が少なく、野菜も果物もスーパーで購入することが日常的になっています。それに、果物や野菜が身体によい、ということはわかっていても、それがどうしてなのか、理屈でしかわかっていません。大地から直接届いた野菜や果物は、パッケージ化された加工食品とはまったく違うものです。なぜなら野菜も果物も、大地から生まれ、収穫されてからもお腹にはいってからも「生きている」食べ物だからです。例えばタマネギはそこにおいておけばどんどん緑の茎がのびてくるし、ジャガイモも芽がでてきます。麦もまけば芽がでてくるし、果物にもすべて種が入っています。果物や野菜をまっすぐ縦や横に切ってみると、そこには宇宙のパターンがきちんと見える形で内包されています(リンゴの中の星や、キャベツの森など)。
後半は、コンポストの概念と、具体的な方法を学びます。コンポストは、ほとんどお金をかけることなくゴミを減らすことができ、新しい健康的な土を生み出すことができる「魔法の装置」です。これによって自分が食べたもの、残ったもの、土に返すこと、そしてまたそこから何かを育てること、という一つのサイクルを発見することができます。
このワークショップにおいて一番大切なことは 、様々なことはすべてつながっていて、普段気がつかないことの結びつきに気がつくことが、一番大切な「アートの素」であるという考え方です。何か作り出される作品それ自体よりも、その裏にある考え方、そこにあるのに見えていなかったことへの気づき、新しい視点ということこそが、これからの社会で一番大切になってくる創造の力の原点である、ということです。そしてそれは、自分たちの暮らしと生活に直結していることがまずは原点にならなくてはいけない、と思います。それがスローアートの原則です。生き物はみな、何かを毎日食べて生きています。そのことをアートという視点から読み直すことが、このBreathin Soilプロジェクトの中心テーマです。
●お申込み
メールまたはFAXに、タイトル「加藤チャコワークショップ参加」とご記入の上、下記内容をお知らせください。また、3331 の1階受付でもお申し込みできます。
メール:ws1@3331.jp
FAX:03-6803-2442
(1)氏名(ふりがな)
(2)参加人数(お子様を含む人数をお知らせください)
(3)電話番号
(4)携帯電話番号(予定の緊急変更時の連絡のため、お知らせください)
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